さて、今日は、「門脈体循環シャント」という犬の病気のお話。(人間の病気にもあるけど)
詳しいHPはたくさんあるので大雑把に説明しますが…
本来、汚れた血液や食べることからでたアンモニアなどの毒素は肝臓へ運ばれて浄化されてから全身に巡っていきますが、余計な奇形の血管(シャント血管)があると、汚れた血が肝臓を素通りしてシャント血管の方を通ってしまい、汚れたまま全身を巡って様々な発作や病気を引き起こす…肝臓を使っていないので肝臓は小さいまま育たず、大きくなるにつれ肝臓の病気が出てきて、気づいた時には肝機能障害が進行してしまっていて…とまあ大体そんな感じの病気です。
これはシャント血管(普通なら存在しない血管)を手術で縛って使えなくしてしまい、本来の血管を通るようにする事で治るタイプのものが多いそうですが、この血管にも色々とタイプがあって、縛っても他に多発してしまったりすると手術不可能だったり、肝臓の中にシャント血管があると手術がとても難しくなったりと、専門家でないと治療も手術も難しい病気です。
さて、うちのワンコ、フォルテですが、6月にお迎えして、その10日後にはこの病気が疑われました。
奇跡的に素晴らしい先生がたとの出会いでトントン拍子に検査、手術と進み、お先真っ暗だった6月はウソのように、現在術後1ヶ月ですが、もうほとんどの数値が正常に戻りつつあり、薬も飲んでおらず、後は療養食をいつ普通食に戻そうか…というところです(T_T)感無量です
異常発覚から通院する病院が見つかるまでの数日間は、短命宣言もされ絶望的な日々でしたが、専門の病院が見つかってからは本当に色々なことがいい方向へ向かって、順調に回復の一途を辿っています。今回の件では、本当に獣医というお仕事に感服したワタシタチです…。
経緯はいずれ、同じ病気のワンコを抱えて病院を探していらっしゃる飼い主さんのためにも、少しずつ書きたいと思います。
ともかくは、そんなすったもんだが収まり、ようやくカメ&ワンコLIFEを楽しめる生活になったウニ家でございます。。。
あ~平和ってすばらし