先日、中学生の生徒さんと部活の話になって、一年生の後輩が先輩に敬語を使わないという話を聞きました。
へー結構大胆な、、、。
なんでも、先輩達が水のみ場にいたところ、その後輩がやってきて、
「ここの水、飲んでいい系?」
と、聞いたそうです・・・ おもしろすぎるぞ。
こういう言葉遣いは今は流行っているんでしょうか?まあそうだとしても、目上の人に使用するに適切かどうかの判断は、大多数の人がして使っているとは思いますが・・・。
字でかけば「系」とすぐわかりますが、実際言われると、その生徒さんも最初はよく意味が分からなかったそうです。そりゃそうだ、、「ここのみずのんでいいけー?」じゃ、とっさに方言かな?と思いそうな気がする。
昔、音楽とは無関係の大学で秘書のバイトをしてました。
教授にレポートを出しにくる学生達は、
「あのー、、、すみません、これ、レポート、、、○○先生は・・・・」
そりゃ・・・意味は分かりますが、仮にも院生なんだから二十歳以上、しかも一般的に言ってかなり優秀な学生さん達(なはず)です。
「○○先生はいらっしゃいますか?レポートを提出したいんですが」と、なぜ言えない・・・。単語の羅列じゃ赤ちゃんか第二外国語です。
母国語で大人なんだから、文章で話すべきだと思うぞ。
ちょうどその後その教授が授業から戻ってきて、「最近の学生はちゃんと話せない、質問の意味がよく分からない、何を言いたいのか論点がはっきりしない」と言っておられました。単語で話すことに慣れてしまうと、そうなるかもしれません。
でもこういう学生も、書き言葉はもう少しちゃんとしているんだろうと思います。一拍置いて考えられますものね。話言葉の方が修正がきかないので、より素が出てしまいますよね。
しかし最近の学生の作文や社会人の議事録など、本当に意味不明だったりすることが多いらしいので、やはりきちんと話す事が全ての「言葉」に重要なんだろうと思いました。