ぶるぶる | たかがピアノされどピアノの日常

たかがピアノされどピアノの日常

埼玉県戸田市のピアニスト伊集院紀子の毎日

今朝hiビジョンのクラシック倶楽部という番組で、日本人有名女性ピアニストのコンサートをやっていたのですが、アップで映し出された指先が、微妙に震えていてびっくりしました。


こんな人でも震えるのか~と思ったのは最近2度目です。。以前とある本番である人がすごく上手だったにもかかわらず、舞台袖から見ると左手がぷるぷると震えていて、えーっこんなに上手なのに怖いのー??と思ったのが一度目。


まあ今回のテレビのピアニストは、舞台経験も規模も前者とは圧倒的に違うので本当に驚きましたが、、、、美空ひばりさんでさえ、舞台前は怖くて震えたといいますもんねえ。。どんなに経験豊かな人でも本番の恐怖と戦っているんだと思うと、ちょっと心強い。赤信号、皆で渡れば・・・って・・・ちょい違うか。


私、日常生活でもただでさえ緊張や冷えで震えやすいので、本番やるにはすごく不利な体質と思っていたのですが、そんなのちっとも理由になんないんだなと知って、拍子抜けというか、憑き物が落ちたというか、、、、。自分はハンディをかかえていると思っていたのが、人類皆平等と気づく・・・。


以前は、「大丈夫、怖くない、震えてない、、」などと、現実を丸無視して自分を鼓舞していたのですが、はっきりいってそれをやると益々びびるんですわ。


最近は、いっそびびってることを認めて、それを「受けてたーつ!」と思うようにしているのですが、その方が、まだなんぼかマシなようです。。といっても準備の状態にもよるんだけどもさ・・・。


少なくとも、緊張しないようにしよう、なんて殆ど不可能なので、「自分、がっつりキンチョー中、、」と認めた方が、私にはどうも近道らしい。。。そんな気がします。


どんな本番も全然怖くない人なんて、多分いないんだよな。。。。皆さんの克服法はどうなんでしょうね?