さて20時過ぎの千歳だ。
あらかじめチェックしておいたお店がホテルから徒歩1分くらいという事が分かり、またまた気合いが入った。
春駒食堂という食堂?居酒屋さんだ。
暖簾の向こうには地元の人ぽいお父さん達が見える。
いい感じじゃないですか。
お店前にあるお品書きをチェック。
チーハンというやつが気になるなあ。
カウンター席に座り、こんばんわー。
お母さんが一人でやっているお店だった。
まずは瓶ビールをお願いする。
出て来たのはよく冷えたキリン。
ビールを飲み始めると、早速両隣りにいる先客のお父さん達から「この店は競馬の話ばかりだぞう」という先制パンチが飛んできた。
もちろんそれは望むところです、ハイ。
「実は自分は一口馬主をやっていて、東京から牧場巡りに来たんですよ。明日は将来の競走馬を見に行くんです」
するとあれこれと質問が飛んできて、すっかりと馴染ませてもらった。
さて黙って出て来たお通しの3種盛りは、げそ天、ニラ玉、クラゲと野菜。
柳橋の好物ばかりでこりゃいいですなあ。
壁にかかったこのお品書きだけで、よいお店だと一目瞭然だ。
表にあった「チーハン」は、どうやら「チャーハン」の事の様だな。
3種盛りだけで2本目のビールに突入した。
お母さんに魚系は何がありますか?と聞くと、カレイの煮付けがあるというのでお願いした。
これがまた薄味目で自分の好みだった。
ビールの次は焼酎水割り(特濃)。
肉も食べたかったので、焼き肉をお願いしたら、これがまた立派な豚のスタミナ焼きだった。
このあたりで両隣りの馬好きお父さん達と入れ代わりで、カップル客やアジア系観光客の親子連れが入って来た。
それぞれお酒なし食事だけなので、注文が沢山入り厨房のお母さんは大忙しだ。
鍋焼うどんを作成中。
なので自分はこちらの〆は断念してもう一軒行くとしよう。
お母さん ごちそう様でした。
お店の名前が春駒というだけあって、お母さんの実家は競走馬ではないが、馬生産に関わっているとのことだった。
予想通りに良いお店だった。
また来ますね。
たぶん来年も千歳前泊になりそうだから。
それではもう一軒。
(つづく)