Word、Excelなど Officeファイルを暗号化することが標準機能としてできます。
例えば、Word文書について見てみると、[ファイル]-[情報]-[文書の保護]をクリックし、「パスワードを使用して暗号化」を選択します。(下図)
すると、「ドキュメントの暗号化」という画面が現れます。(下図)
この「パスワード」欄に適当なパスワードを入力し「OK」ボタンを押します。
再度パスワードの入力を求められますので、先ほどと同じパスワードを入力します。
これで、Word文書が暗号化されました。
「上書き保存」します。
パスワードでは大文字と小文字が区別され、最大 15文字の長さにすることができます。
※ 文書のパスワードを紛失または忘れた場合、Wordは回復できません。
パスワードの回復が必要になりそうな場合には、パスワードを作成する前に DocRecrypt ツールを実装する必要があります。
詳しくは、「DocRecrypt を使用してファイル パスワードを削除またはリセットする」を参照してください。
暗号化された Word文書を開こうとすると、下図のパスワード入力ボックスが現れます。
大文字と小文字も区別して正しくパスワードを入力し「OK」すると、Word文書が開けます。
暗号化した Word文書について暗号化を解除するには、先と同様に [ファイル]-[情報]-[文書の保護]-[パスワードを使用して暗号化]をクリックします。
同じく「ドキュメントの暗号化」という画面が現れます。
このパスワード欄に入力されている「・・・・」という伏字を削除し「OK」ボタンを押します。
最後に「上書き保存」します。
なお、Web版 Wordではパスワードで暗号化することはできません。
Excelブックについても暗号化の手順などは同様です。
[ファイル]-[情報]-[ブックの保護]-[パスワードを使用して暗号化]をクリックします。(下図)
以降は、上記 Word文書と同じ操作をします。
Microsoftのサポートページ「Excel ファイルを保護する」によれば、
使用するパスワードの長さ、文字、数については制限はありませんが、大文字と小文字は区別されます
とのことです。