前回「Excel ピボットテーブルのデータを並び替え」記事と同様、Googleスプレッドシートにおいても集計データの並べ替えができます。
ただし、Excelでの操作と比べ、出来ることは少ないです。

前回と同様な表データ(データベース)をここでも使ってみます。(下図)

 

ピボットテーブル エディタで「行」に「機種コード」、「値」に「売上額」とすると、下図のように集計されます。

 

集計データの A列「機種コード」のデータは、初期状態で文字コード順、つまり文字を昇順で X203H、X205P、‥‥と並べられて表示されています。

この機種コードを降順に並べ替えるなら、ピボットテーブル エディタの「行」の中にある「順序」プルダウンメニューから「降順」を選択します。(下図)

 

なお、ピボットテーブル エディタが表示されていないときは、集計データ内の任意のセルを選択し、集計データの左下に現れる「編集」ボタンをクリックします。

また、B列「売上額のSUM」の値で並べ替えるなら、上図の「並べ替え」の プルダウンメニューから「売上額のSUM」を選択し、適宜「順序」プルダウンメニューから「昇順」または「降順」を選択します。

ピボットテーブル エディタで「列」も加えてみます。
「列」として「売上日」を追加すると、日にちごとの集計表となります。
これを月ごとの集計とするため、日にちの 1つ、例えば「1月1日」を右クリックし「ピボット日付グループを作成」から「月」を選択します。
これで「売上日 - 月」を横軸とする集計ができます。(下図)

 

この集計データについて、ピボットテーブル エディタで「列」の「順序」および「並べ替え」のプルダウンメニューを操作して並べ替えします。(下図)

 

このとき、「並べ替え」で「売上額のSUM」を選択すると、その下に「機種コード」プルダウンメニューが現れます。
そこには各機種コードと「総計」が列記されます。
例えば「X505H」を選択してみると、下図のように並べ替えられます。

 

つまり、X505Hの各月の売上額を昇順で並べ替え、2月、1月、3月 の順となり、これに合わせて他の機種コードおよび総計の値も並べ替えられました。

スプレッドシートのピボットテーブルにおいてデータの並び替えは、以上のようにピボットテーブル エディタで「順序」および「並べ替え」を適宜選択する操作だけです。

もし、それ以上の並べ替えをするなら、前々回「Googleスプレッドシート GETPIVOTDATA関数」記事でご紹介した GETPIVOTDATA関数などを使ってピボットテーブルのデータを取得し、それを並べ替えることになります。