「Googleスプレッドシート 変更履歴と編集履歴」記事では、そのスプレッドシートに加えられた変更内容を履歴として一覧表示でき、必要であれば過去の状態に復元したりコピーすることができる「変更履歴」機能についてご紹介しました。
この機能はとても有用で、特に、シートを他のユーザと共有して共同編集できるときに誰がどんな変更を加えたか知ることができます。
これに関連して、メール通知機能があります。
つまり、そのスプレッドシートに自分以外の共有者が変更を加えると、それをメールで通知してくれるというものです。
以下にその説明をしますが、はじめにお断りすることがあります。
このメール通知機能ですが、下記のエディションではさらに詳細な条件を付与できる「条件付き通知」が使えます：
Google Workspaceプランは、Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Plus、Enterprise Essentials
「条件付き通知」については、Googleのヘルプページ「条件付き通知を使用する」をご参照ください。
上記エディション以外の一般仕様では、上記したように共有者が何らかの変更を加える・編集すると、それをメール通知してくれるという簡易なものに限定されます。
それでも、共有者が編集したかスプレッドシートを見に行くより、メール通知が届いたときに確認しに行けばよいので、この機能を知っておくと便利です。
設定は簡単に行えます。
対象とするスプレッドシートを開き、[ツール]-[通知設定]-[通知を編集]をクリックして「通知ルールの設定」ダイアログを出します。（下図）
例えば、上段で「変更が入ったとき」を選択し、下段で「メール - その都度」を選択し、「保存」ボタンを押せば登録できます。
その状態で、自分以外の共有者がこのスプレッドシートに変更を加えると、あなたにメール通知が届きます。（下図）
メールの中の「ここをクリック」をクリックすると、変更された箇所のセルが色付けされて表示されます。
改めて [ツール]-[通知設定]-[通知を編集]を開くと、「通知ルールの設定」ダイアログ上に設定した通知ルールがリスト表示されています。（下図）
この通知ルールが不要になったら「削除」を、設定を変更するなら「編集」をクリックします。
なお、この件について、Googleのヘルプページ「通知を管理する」も併せてご参照ください。