前回「外付けSSD メリットとデメリット」記事で、外付けSSDの特徴をお話しました。
中には、USBメモリと見間違うほど形状が似ている小型のものも製品化されています。

それでは、USBメモリとはどのように違うのでしょう。

USBメモリ型SSD(以下、外付けSSD)、USBメモリは、どちらもNAND型フラッシュメモリを使用したストレージです。

USBメモリ
PCに接続してデータをコピーして保存し、抜き取って他の PCに接続してデータを移す使い方をします。
このように、データをデバイス間で転送する(移し替える)ことを主目的としています。

中には、データ保管用にお使いになる方もおいでですが、長期的にデータを保存することには向いていません。
一時的なファイルの保存に利用します。

外付けSSD
見た目はUSBメモリによく似ていますが、構造は SSDと同じです。
主に 1つのPCのストレージ拡張のために使われることが多いです。

でも、中にはデータの移し替えにも使えるモデルもあります。

Windows OSからは、USBメモリは「リムーバブルディスク」として認識され、外付けSSDは「ローカルディスク」として認識されます。
つまり、外付けSSDは内蔵HDD/SSDと同じように認識されるので、「ごみ箱」が利用でき誤って削除したファイルの復元も容易です。
そして、ソフトのインストールも可能なので、PCが容量不足になった場合にも利用できます。
パーティション操作もできます。

どちらもNAND型フラッシュメモリを使用すると上記しましたが、外付けSSDは高速性が売りなので、データの転送速度や読み書き速度がより高いグレードのチップを使用しているようです。
ただし、PCに内蔵する SSDと比べると USBポートなどの影響で、転送速度が遅くなります。

参考までに、私のノートPCに外付けSSDと USBメモリを挿した状態でそれぞれのドライブの構成を見てみました。
[スタート]アイコンをマウス右クリックし「ディスクの管理」をクリックして「ディスクの管理」画面を出します。(下図)

 

この図において、C:ドライブが起動用の内蔵HDD、D:ドライブが USBメモリ、E:ドライブが外付けSSD です。