OneDriveに格納した文書内の文字列などにハイパーリンク(リンク)を施すことができます。
つい最近になって、リンクを張ったセルや文字列に対する操作が変わりました。
まだ Microsoftの正式なアナウンスがないので、変った理由などは不明ですが、取り急ぎその様子をお伝えしようと思います。

なお、OneDrive上の Excelにリンクを施すことについては「Web版Excel 別のブックのセルを参照する」記事でご紹介しています。

まず、OneDrive上にある Excelシートでリンクを張ってあるセルでの様子を見てみましょう。
下図は、青字になっているセル(B2~B5セル)にリンクが張られています。

 

これは、所謂「ブック内シートへのリンク」です。
B2セル「4月30日」には「4月30日」シートの A1セルへのリンクが張られています。
従来ですと、この B2セルをクリックすると、リンク先のシートのセルにジャンプするという動作でした。
今回からは、B2セルの上にマウスポインタを重ねると、上図のようにリンクの吹き出しが現れます。
吹き出しの中の青字になっている「4月30日!A1」をクリックすると、リンク先のシートのセルにジャンプします。

従来のように B2セル「4月30日」をクリックしたらどうなるのでしょう。
クリックすると、短い時間だけ「Ctrlキーを押しながら」というメッセージが現れ、[Ctrl]キーを押しながら B2セルをクリックように指示されます。

 

それでは、外部リンクしたセルについて試してみます。
外部リンクを張ったセルの上にマウスポインタを重ねると、下図のようにリンクの吹き出しが現れます。

 

このときは地球儀アイコンになっており、これが外部リンクを表しています。
こちらも、吹き出しの中の青字になっているところをクリックしてリンク先にジャンプします。
また、従来のようにそのセルをクリックすると先と同じように「Ctrlキーを押しながら」というメッセージが短時間だけ表示され、[Ctrl]キーを押しながらクリックすればリンク先にジャンプします。(下図)

 

次に Word文書上の文字列に外部リンクを張ってみました。
このときも上記 Excelシートと同様に、文字列の上にマウスポインタを重ねると、下図のようにリンクの吹き出しが現れます。

 

また、PowerPointスライド上の文字列に同様に外部リンクを張ってみました。
PowerPointについては従来からの方法のままでした。
つまり、リンク先にジャンプするには、[Ctrl]キーを押しながらクリックするという方法になります。(下図)

 

PowerPointでの操作が、将来 Wordや Excelに追随するのか不明ですが、ユーザとしては統一してくれたほうが迷わずに済むと思います。

ちなみに Word、Excelで表示された吹き出しの右側にあるアイコンはそれぞれ「リンクのコピー」「リンクの編集」「リンクの削除」です。
「リンクの編集」をクリックすると、下図のダイアログが現れ、リンクに対する編集が出来ます。