過去に「Excel SmartArtで組織図」記事で、組織図や連絡網などを作るなら「SmartArt」を使うとよいということをお伝えしました。

「SmartArt」機能は Excelだけでなく Wordや PowerPointでも同様に使えます。
下図は Excelシート上に挿入した SmartArtグラフィックでご紹介しますが、Wordや PowerPointでも同じ操作ができます。

今回は、上記記事で伝えきれなかったことについてお話します。
つまり、補足記事になります。

Excelシートを開いて [挿入]-[図]-[SmartArt]をクリックし「SmartArtグラフィックの選択」ダイアログを出します。
左側のカテゴリで「階層構造」を選択すると組織図などに利用できる SmartArtが表示されます。
ここでは、一例として「氏名/役職名付き組織図」を選択してみます。(下図)

 

選択して「OK」すると、下図のような組織図が挿入されます。

 

これらのテキストボックスに組織名や氏名などを入力していけば、素早く組織図が作れます。

このように、ピラミッド状に下層に向けて広がる形態なら、このまま必要な分だけ「図形の追加」ボタンを使ってテキストボックスを追加していけばよろしいですね。

それでは、最上位のテキストボックスを選択し、[SmartArtのデザイン]-[グラフィックの作成]-[レイアウト]を使って組織図の形態を変えてみましょう。(下図)

 

[レイアウト]-[右に分岐]をクリックすると、下図のように第2層が縦に並びます。

 

ちなみに、[グラフィックの作成]-[右から左]をクリックすると「秘書」も右側に並びます。

次に、元の「標準」形態に戻し、「第1課」の下層に「第1係」と「第2係」を設けます。(下図)

 

そして、「第1課」を選択して [レイアウト]-[右に分岐]をクリックすると、「第1係」と「第2係」が縦に並びます。(下図)

 

さらに「部長」を選択して [レイアウト]-[右に分岐]をクリックすると、「第1課」~「第3課」の層が縦に並びます。

 

今回は、「組織図の分岐レイアウト」を使ってより好みのレイアウトとする方法をご紹介しました。

今回使用した「氏名/役職名付き組織図」に限らずほかにも「階層構造」カテゴリにはさまざまなレイアウトが用意されていますのでお試しください。

なお、Microsoftのサポートページ「SmartArtを使用して Officeでorganizationグラフを作成する」もご参照ください。