米国で昨年7月20に「Microsoft 365」に新しい「Office」テーマに変更されるという報道が流れました。
日本国内では最近になって新しい「Office」テーマが提供されてきました。

テーマの中には既定フォント、カラーパレットなどが含まれますが、ここでは見た目にすぐ気づくカラーパレットについてご紹介します。

なお、従来の「Office」テーマについては「Office テーマとは?」記事をご参照ください。

Microsoftのサポートページ「新しい Officeテーマ」に記載されるように、以前の Officeテーマは「Office 2013 - 2022」という名前で現在も利用でき、新しい Officeテーマが「Office」という名前となりました。

例えば、Wordで新規文書を開き、[ホーム]-[フォント]-[フォントの色]のカラーパレットを開くと、下図のように新しい「テーマの色」が表示されます。

 

一方で、以前に作成した文書でカラーパレットを開くと、下図のように表示されます。

 

また、[デザイン]-[ドキュメントの書式設定]-[配色]のプルダウンリストを開いてみると、下図のように、現在の「Office」と「Office 2013 - 2022」、さらにその前の「Office 2007 - 2010」の配色が表示され、利用できるようになっています。

 

ところで、この話題は「Microsoft 365」のユーザーだけに関するものではありません。
「Microsoft 365」で「Office」テーマで作成された Word文書を、Word 2019など以前のバージョンで開けば、新しい「Office」テーマが適用されて表示されます。

もちろん、「Office 2013 - 2022」テーマを適用すれば従来と同じ配色で文字や図形、グラフなどが表示されます。

以前のバージョンの Officeアプリで新しい「Office」テーマの配色を試してみたい方は、「Excel Campus」というページから Jon Acampora氏が作成された「Office Theme Colors 2023.xlsx」をダウンロードするとよいでしょう。

ただし、自己責任のもとお試しください。
あるいは「Microsoft 365」を利用している人に、新規文書を作成して送ってもらえば、新しい配色を見ることができ、また、その配色を適当な名前を付けて保存すればその後も使えます。