iPhoneや iPadには、どのくらいの時間をアプリや Webサイトに費やしているかをまとめてレポートしてくれる「スクリーンタイム」という機能があります。
これを使えば、自分あるいは子供がそのデバイスをどのくらいの時間使っているか把握できますし、必要に応じて制限を設けることができます。

「スクリーンタイム」機能は、[設定]-[スクリーンタイム]と開き、「スクリーンタイムをオンにする」をタップし、以降、「これは自分用のiPhoneです」あるいは「これは子供用のiPhoneです」のいずれかを選択します。
「これは子供用のiPhoneです」を選択すると、最後に「親のパスコード」を入力する画面となりますのでパスコードを入力します。

さて、改めて [スクリーンタイム]画面を開くと、下図のように計測された時間などが表示されます。

 

さらに、スクロールすると、下図のような項目が出てきます。

 

最初の図の下方に見える 5つの項目についてご紹介していきます。

(1) 「常に許可」

これは、残り 4項目の機能に関わる制限があっても、制限がかからないアプリを選択するためのものです。
これをタップすると、(もしパスコードを使用している場合は、パスコードを入力すると、)常に許可されるアプリが一覧表示されます。(下図)

 

「メッセージ」「FaceTime」「マップ」には左端に「-」マークが付与されており、これをタップすると「常に許可」から除外することができます。
また、その下にインストールされているアプリが一覧表示され、特定のアプリを「常に許可」に追加するなら、その左端の「+」をタップします。

(2) 「休止時間」

これをタップすると、(もしパスコードを使用している場合は、パスコードを入力すると、)「明日まで“休止時間”をオンにする」という表記が現れます。(下図)

 

これをタップすると「“休止時間”をオフにする」という表記に替わり、上記(1)「常に許可」で許可していないアプリの使用が制限されます。
もちろん、「“休止時間”をオフにする」をタップすれば、アプリの使用制限が即刻解除されます。

なお、「スケジュール」をオンにすると、指定した期間や日時の間、アプリの使用を制限できます。
休止時間の開始 5分前にリマインダーが表示され、休止時間中に「時間延長の許可を求める」をクリックしパスコードを入力すれば、そのアプリをあと 15分、1時間、または終日使うことができます。

(3) 「App使用時間の制限」

これをタップすると「制限を追加」という表記が現れます。
それをタップすると「Appを選択」画面となり、使用制限時間を設けたいアプリを選択できます。(下図)

 

アプリを選択し「次へ」をタップすると、1日当たりの使用制限時間を設定できる画面となり、設定後「追加」をタップします。

これの制限を解除するには、該当する制限を選び、「制限を削除」をタップします。

(4) 「コミュニケーションの制限」

この制限は「電話」「FaceTime」「メッセージ」に適用され、「休止時間外」と「休止時間中」の制限を行えます。(下図)


(5) 「コンテンツとプライバシーの制限」

利用できるコンテンツや、プライバシーの制限を行えます。
これをタップし、「コンテンツとプライバシーの制限」のスイッチをオンにします。(下図)

 

例えば、映画で年齢制限のあるコンテンツを制限したければ、「コンテンツ制限」を開き「映画」をタップ、許可する年齢制限を選択します。
あるいは、成人向けWebサイトを制限するなら、「コンテンツ制限」から「Webコンテンツ」を開き「成人向けWebサイトを制限」をタップします。

以上のほかにも、ここでは伝えきれないほど細かく制限をかけることもできます。
より詳しくは、「iPhoneユーザガイド」や「iPadユーザガイド」などもご参照の上、設定してみてください。