Windowsパソコンを起動しデスクトップ上にいくつかのウィンドウを配置してお使いになっていると思います。
このとき、各ウィンドウの配置位置を固定したいと考えたことってありませんか?
例えば、エクスプローラを起動するといつも決まった位置に表示されるという具合です。
Windows 11では「スナップウィンドウ」という機能があり各ウィンドウを整列して配置できます。
この「スナップウィンドウ」機能については、「Win11 スナップウィンドウ」記事でご紹介しました。
とても簡単にウィンドウを整列してくれる機能なのですが、ウィンドウのサイズもデスクトップ画面を 2分割または 3分割したものにされてしまいますし、微妙にズラすなど任意の位置に配置することはできません。
Windowsパソコンでは、エクスプローラやアプリウィンドウを閉じるとき、その位置やサイズを記憶して閉じるようになっています。
そのため、次回にそのアプリを起動すると、通常は前回閉じるときの位置やサイズでそのウィンドウが開くようになっています。
ところが以下のようなことが起きます。
エクスプローラを起動して“いつもの”場所に開き、[Windows]+[E]キーを押すなどしてもう 1つのエクスプローラを起動します。
2つめのエクスプローラも同じ場所に開くと思いますが、これをドラッグして 2つのエクスプローラが見えるように配置します。
そして、両方のエクスプローラを閉じます。
改めてエクスプローラを起動すると、前回最後に開いたエクスプローラの位置に配置されます。
どうやら、1つのアプリについて複数のウィンドウを開いたときは、最後に開いたウィンドウの位置を記憶しているようです。
それを、次もやはり同じ位置に配置するようにできないものでしょうか。
ネット検索してみると、以下の方法でウィンドウの開く位置を固定できそうです。
[スタート]-[設定]-[システム]-[マルチタスク]を開き、「ウィンドウのスナップ」をオフとします。(下図)
エクスプローラやアプリなどを開いて配置位置を決め、一旦閉じて、改めて開いて前回終了時の位置に開けたことを確認します。
その後「スナップウィンドウ」機能を使うなら、[システム]-[マルチタスク]の「ウィンドウのスナップ」をオンにします。
これで 1つのアプリについて 1つのウィンドウを開くなら常に同じ場所で開けると思います。
ところが、エクスプローラを 2つ別の位置に開き、両方とも閉じた後に改めて開くと最後に開いた位置に開いてしまいます。
次回も“いつもの”場所に開きたければ、最後に残った 1つのエクスプローラについて以下の 3つの方法を試し、前回終了時の位置が記憶されるか確認してください
- [Ctrl]キーを押しながら右上の [X]をクリック
- [Shift]キーを押しながら右上の [X]をクリック
- [Ctrl]キーを押しながらウィンドウのサイズと位置を調整後、右上の [X]をクリック
なお、複数のディスプレイを使う「マルチディスプレイ」環境では、[設定]-[システム]-[ディスプレイ]と開き、「モニターの接続に基づいてウィンドウの位置を記憶する」にチェックを入れておけば、ディスプレイが再接続された時に、ウィンドウを適切な状態で再表示してくれます。(下図)
ところで、ウィンドウの位置を記憶、復元できる無料ソフト「WindowResizer」などもありますので、上記の方法で上手くウィンドウ位置が復元できないときは、これらの利用もご検討ください。