プレゼンあるいはスライドショーのときスライドの一部や全体に BGM(音楽)を流すことがあります。
一種の演出効果ですが、スライドの内容にマッチした音楽が流れると、聴き手の印象に残るプレゼンとなります。
スライドに音楽を挿入するには、[挿入]-[メディア]-[オーディオ]-[このコンピューター上のオーディオ]をクリックします。(下図)
エクスプローラが開きますので、挿入したい音楽ファイルを選択し「挿入」します。
すると、スライド上にオーディオアイコンが挿入されます。(下図)
オーディオアイコンを選択すると、その下に再生コントロールバーが現れ、再生ボタンを押すと再生されます。
スライドショーのときは、オーディオアイコンにマウスポインタを合わせている間、再生コントロールバーが現れ、マウスポインタを外すと再生コントロールバーも消えます。
編集画面で、オーディオアイコンを選択すると、[再生]タブが現れます。
[再生]タブには下図のようなメニューが並んでいます。
上図は、作図の都合上 3段に分けていますが、実際は横一列に並んでいます。
まず、簡単な、そして基本的な使い方ですが、上図の最下段 [オーディオスタイル]-[バックグラウンドで再生]をクリックしておき、スライドショーを開始し、音楽ファイルを挿入したスライドが開くと自動的にその音楽が再生されます。
そして、次のスライドに移っても再生は続きます。
代わりに [オーディオスタイル]-[スタイルなし]をクリックしておき、スライドショーを開始すると、画面にはオーディオアイコンが表示されていますので、それをクリックまたは再生コントロールバーの再生ボタンをクリックして音楽を再生します。
画面上をクリックしても再生されます。
それでは、1枚めのスライドでは音楽Aを再生し、2枚めのスライド以降では音楽Bを再生したいときはどうしましょう。
1枚めのスライドでは [スタイルなし]をクリック、[オーディオのオプション]-[スライド切り替え後も再生]と 同[停止するまで繰り返す]のチェックを外します。
2枚めのスライドでは [バックグラウンドで再生]をクリック、[スライド切り替え後も再生]と [停止するまで繰り返す]のチェックを入れます。
ところで、音楽の最初から流すならこれで良いのですが、途中から再生したいときは [編集]-[オーディオのトリミング]を使います。(下図)
音楽の開始時間(緑色)と終了時間(赤色)をスライドして再生区間を設定します。
また、その隣にある [フェードイン]、[フェードアウト]の時間を設定すれば、いきなり鳴り始めず ゆっくり音量を大きくしたり音量を下げたりできます。
なお、PowerPointでサポートされているサウンド形式は以下のものです:
- AIFFオーディオファイル(.aiff)
- AUオーディオファイル(.au)
- MIDIファイル(.mid)
- MP3オーディオファイル(.mp3)
- Advanced Audio Coding ? MPEG-4オーディオファイル(.m4a、.mp4)
- Windowsオーディオファイル(.wav)
- Windows Mediaオーディオファイル(.wma)