過去に「PCで見たWebページをスマホに送信」記事でご紹介した「お使いのデバイスに送信」機能が、私のPCの Chromeブラウザでそのメニューが表示されなくなったので、改めてこの機能を表示する方法を書いておきます。
「お使いのデバイスに送信」機能は、PCの Chromeブラウザで見ている Webページを自分のスマホやタブレットに送信して改めて閲覧することが出来るようにするものです。
実は、Microsoft Edgeブラウザにも同様の機能があり、メニュー「ページをデバイスに送信」として提供されています。
以下は、iPhoneに送信する画面でご紹介しますが、他のデバイスでも同様です。
まず、「お使いのデバイスに送信」するためには、PCと当該デバイスで同じ Googleアカウントでログインして“同期”が許可されている必要があります。
PCの Chromeブラウザでは、右上の「…」(設定)から「同期とGoogleサービス」-「同期する内容の管理」を開き、「すべてを同期する」が選択されていることをご確認ください。(下図)
iPhoneでは、Chromeアプリを開き、右下の「…」をタップ、開いた画面で「設定」をタップ、「同期」を開き「すべて同期」がオンになっていることをご確認ください。(下図)
この状態で、PCの Chromeブラウザで Googleアカウントのページを開き、左側で「セキュリティ」を選択、「お使いのデバイス」欄に現在ログインしているデバイスが表示されます。(下図)
ここでは、現在または過去数週間にログインしたデバイスが表示されます。
ログアウトしたデバイスには「ログアウト済み」と表示されます。
詳しくは、Googleアカウントヘルプ「アカウントにアクセスしたデバイスを確認する」をご参照ください。
さて、それでは、PCの Chromeブラウザで開いているページを iPhoneに送信してみましょう。
ブラウザの検索入力欄の右端にある「このページを共有」ボタンをクリックして「お使いのデバイスに送信」を選択します。
送信可能なデバイスが表示されますので、ここでは iPhone をクリックします。(下図)
一方、iPhoneで Chromeアプリを開いておくと、画面上に「タブが共有されました」という表示が現れます。(下図)
ここの「開く」をタップすると iPhoneでも表示することができます。
ただし、iPhoneで Chromeの通知がオンになっていないと、この通知が表示されません。
ところで、上述の方法は、PCの Chromeで表示したページを iPhoneに送信(共有)する方法でしたが、その逆、iPhoneの Chromeアプリで表示したページを PCの Chromeブラウザに送信(共有)することも同様にできます。
iPhoneの共有ボタンをタップ、「お使いのデバイスに送信」を選択、デバイスを選択して「お使いのデバイスに送信」ボタンを押します。
PCの Chromeブラウザがアクティブになっていれば、通知が届き、開くことができます。
また、上記の同期設定をしなければならないところが面倒だと感じる方は、「Chrome/Edgeで QRコード作成」記事でご紹介したように QRコードを作成し、それを QRリーダーで読めばすぐに表示できます。
ただ、通常 PCには QRリーダーがないので、スマホ ⇒ PC は面倒です。