差し込み印刷で表示・印刷しようとする項目の中に日付があったとき、その表示書式を変更したいときってありませんか?

簡単な例を示します。
下図のような Excelシートを宛先データとして使ってみます。

 

そして、Word文書上に下図のようにいくつかのフィールドを設定してみます。

 

なお、差し込みデータの関連付けやフィールドの挿入などについては「Word 差し込み文書」記事をご参照ください。

さて、この状態で[差し込み文書]-[結果のプレビュー]-[結果のプレビュー]をクリックすると、Excel差込データの1件目のデータに基づいた宛先表示がWord文書上に表示されます。(下図)

 

ここで着目していただきたいのが「誕生日」の日付表示(図の赤枠部分)です。
元の Excelシート上では「1968/4/10」というように年・月・日の順に表示されていますが、差し込み結果では「4/10/1968」というように月・日・年の順に表示されています。

ちなみに、Excelシートの表示形式を和暦に変更し「昭和43年4月10日」と表示させてみても、差し込み結果では「4/10/1968」のままです。
Excelシートで文字列として「昭和43年4月10日」と入力してみると、差し込み結果では「12:00:00 AM」となってしまいます。

差し込み結果での日付表示を、せめて「1968/4/10」に、できれば「昭和43年4月10日」と表示させたいときはどうしましょう。
次のようにフィールドコードを変更します。

Word文書上の「≪誕生日≫」と表示されている日付フィールドをクリックしてグレーにします。
[Shift]+[F9]を押してフィールドコードを表示させます。
「{ MERGEFIELD 誕生日 }」と表示されます。
これの末尾の「}」の前にカーソルを入れて「\@」と入力します。
これに続いて「yyyy/M/d」と入力し、[Shift]+[F9]を押します。

[結果のプレビュー]をクリックしてみましょう。
下図のように、年・月・日の順に表示されます。

 

もし、反映していないときは [F9]キーを押してみてください。

それでは、今度は和暦で表示してみましょう。
先ほどと同様に、「≪誕生日≫」日付フィールドをクリックしてグレーにして[Shift]+[F9]を押し、「{ MERGEFIELD 誕生日 \@ggge年M月d日}」と入力し、[Shift]+[F9]を押します。
[結果のプレビュー]をクリックして和暦で表示されることをご確認ください。(下図)

 

書式部分を「\@ggge年M月d日(aaa)」とすれば、その曜日も表示されます。

ここでは、日付フィールドの表示書式についてご紹介しましたが、各フィールドの表示形式については、Microsoftのサポートページ「Word のフィールド コード一覧」をご覧ください。

今回の日付フィールドについては、そのページの「MergeField フィールド」ではなく、「Time フィールド」をクリックすると、そのヒントが出てきます。