先の「Word SmartArt」記事で、SmartArtグラフィックが図形の組合せで構成されていると説明しました。
ということは、SmartArtを構成する一部の図形をコピーして 1つの図形オブジェクトとして使えそうです。

[挿入]-[図]-[SmartArtグラフィックの挿入]で「SmartArtグラフィックの選択」ダイアログを開き、[手順]-[上向き矢印]を選択し、Word文書上に挿入してみました。(下図)

 

これの矢印図形を改めて選択し、コピーして他の場所に貼り付けます。(下図)

 

このように矢印の尾部が細くなっているものは「図形」にはありません。
近い形状のものは [図]-[アイコン]の中にありますが、上図のようにオレンジ色のハンドルは付きません。
このオレンジ色のハンドルをドラッグすることで、この矢印では先頭部分の大きさや首元の太さが変更できます。

もうひとつ、別の SmartArtを試してみましょう。
[手順]-[歯車]を選択してみました。(下図)

 

この歯車図形を改めて選択し、コピーして他の場所に貼り付けます。
単に [貼り付け]としても貼り付けられません。
この図形の場合は、[貼り付けオプション]-[図]をクリックするか、[貼り付けオプション]-[形式を選択して貼り付け]から「図(PNG)」などの形式で貼り付けます。

この歯車も [図]-[アイコン]で類似する図形を探すことができますが、やや形状が異なります。

この歯車図形は“図”として貼り付けましたので、上記のオレンジ色のハンドルは付きません。
そのため、サイズ変更、塗りつぶし色の変更、効果などは変更できますが、図形で出来る修正はできません。

このほか、「SmartArtグラフィックの選択」ダイアログで選択できる SmartArtを眺めてみると、図形やアイコンでは入手できない“パーツ”があることに気付きます。
これをコピーして再利用すると、よりお好みの図を作成することができます。
お試しください。