オンラインミーティング(ビデオ会議)を何度かやっていると、相手の音声も気になる一方で、自分の音声も相手には綺麗に届いているか気になります。
会議の冒頭で「私の声はちゃんと聞こえていますか?」と確認をし、「大丈夫です」との返事をもらうものの、「なんとか聞こえるレベル」というのを遠慮して言わないでいてくれているのでは?などと勘繰ってしまいます。

マイクの音量だけでなく、ハウリングが起きやすい、周囲の雑音が入ってくるなどビデオ会議ではこれらの音まわりの出来が非常に大事です。
そこで、遅まきながらヘッドセットを購入してみました。
2,000円くらいからあるのですが、安物買いの銭失いのなるのもイヤだったので、ゼンハイザー社の SC 60 USB ML という商品にしました。(下図)

 

USBタイプにしたのは、パソコン・スマホ・タブレットといろいろなデバイスに繋いで使い、また、出先のパソコンなどでも使う可能性があるためです。
もちろん、USB Type-A コネクタが直接挿せないデバイスでは、変換アダプタを介して接続することになります。

自宅のデスクトップパソコンやノートパソコンにはそのまま USBポートに挿せば、すぐに認識されドライバも自動設定され使うことができます。
先日の「Googleドキュメントで音声入力」もこのヘッドセットを使って音声入力しました。

iPhoneや iPadはどうでしょう。
私の iPhone/iPadは両方とも Lightning端子なので、このまま接続することができません。
そこで、「iPhone/iPadにUSBメモリを繋ぐ」でご紹介した「Lightning to USB 3 Camera Adapter」を試してみました。

USBメモリを繋いで、そこからファイルを読み込んだり、そこにファイルを書き込んだりすることはこれまでにも何度もやってきましたが、ヘッドセットはどうかと不安でした。
繋いでみるとその不安はすぐに払拭され、快適に使うことが出来ました。

iPhone/iPadは所謂“モバイル機器”なので外出先などで使うことが多いのですが、周囲に人がいるときにハンズフリーで通話することに抵抗を覚えることがあります。
でも、ヘッドセットを使えば、さほど声を大きくしなくとも、また相手の声も周囲の人に聞かれずに快適に通話ができます。
しかも、手は空くので、デバイスの操作をしながら通話が可能です。

「だったら Bluetoothなどワイアレス型のイヤーセットにすれば?」という声が聞こえてきそうです。
もちろん、選択肢のひとつにはありました。
Bluetooth機器すべてではないのですが、接続が切れることを周囲でもネットでもよく話題にされていたことと、私の耳にフィットするイヤーピースがなかなか見つからないために、上記の商品にしました。

iPhoneに付属している Lightningコネクタのイヤーセットにもマイクが付いていますので、これでも試しましたが、イヤーピースが私の耳穴にフィットせず、外れやしないかと気になります。

また、このヘッドセットは、簡単ながら周囲の騒音を低減してくれるノイズキャンセリング機能が付いているのも安心です。