先回同様に「Windows Media Player」アプリを起動しておきます。
そのときの画面は、CDをセットする前ですから、もちろん下図のように何も楽曲リスト表示されていません。
 
それでは、取り込みたい音楽CDをドライブにセットしましょう。
すると、CDの内容が読み込まれて、下図のようにそのCDに収録されている楽曲のリストが表示されました。
 
音楽CDをパソコンに取り込むには、上図のメニューにある「CDの取込み」をクリックします。
すると、下図のような「取込みオプション」画面が現れます。
 
パソコンの設定によってはこの画面が表示されないこともありますが、表示されたら「取り込んだ音楽にコピー防止を追加しない」と「CDから取り込む音楽が、米国および各国の著作権法~」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。
 
順番に CDの再生順にしたがってパソコンに取り込まれていきます。
図中でリスト項目に「取込みの状態」欄がありますが、取込み中にはここに進行状態が示されます。
 
デフォルトでは、CDに収録されてある楽曲すべてを取り込んでいきますが、一部の楽曲のみ取り込みたいときは、「CDの取込み」を押す前に不要な楽曲リストの前の「✓」を外します。
その上で「CDの取込み」を押します。
 
さて、取り込んだ楽曲データはパソコンのどこに保存されたのでしょう。
メニューの「取込みの設定」-「その他のオプション」をクリックすると、下図の「オプション」画面が現れます。
 
「音楽の取込み」タブを開き、その一番上に「取り込んだ音楽を保存する場所」欄に表示されているパスに、取り込んだ楽曲データが保存されています。
もちろん、「変更」ボタンを押してその場所を変更することができます。
 
ついでながら、その画面の下半分にある「取込みの設定」欄を見ておきましょう。
 
「形式」欄では取込み時に楽曲データをどの形式で“圧縮”するか設定できます。
デフォルトでは「MP3」形式ですが、これ以外に「Windows Media」の各種形式、「WAV(無損失)」「ALAC」「FLAC」などが選択できます。
各形式の概要は次回に譲るとして、通常のパソコン再生でしたら「MP3」でよろしいと思います。
 
また、一番下に「音質」欄があり、スライダでその品質を選べるようになっています。
デフォルトでは「128Kbps」ですが、より高音質での保存を望むなら「192Kbps」「256Kbps」「320Kbps」のいずれかを選択できます。
数値の大きいほど高音質とされていますが、試しにその違いを聴いてみて、ご自分の耳で判断してみてください。
 
なお、この数値が大きいほど、保存に要するファイルサイズは大きくなります。
 
CDから楽曲データの取り込みが終わりましたら、CDを取り出します。
 
改めて「Windows Media Player」の左側にある「音楽」や「アルバム」などをクリックすれば、先ほど取り込んだ楽曲データも表示されます。
楽曲を選択して再生ボタンを押せば、いつでも聴くことができるようになります。