パソコンで音楽を楽しむとき、ネットで配信される音楽をストリーミング再生する方も、専ら YouTubeで聴くという方もいらっしゃるでしょう。
でも、やはり“定番”の聴き方としては CDをパソコンのCDトレイにセットして聴くというスタイルが今でも多いのではないでしょうか。
 
Windows 10になっても従来から提供されてきた「Windows Media Player」アプリが使えます。
CDをドライブに挿入すると、パソコンの設定により自動的に再生が始まる場合と、そのCDに対する操作を選択する場合とがあります。
前者では Windows Media Playerではなく他の音楽再生ソフトが起動する設定になっている場合もあるでしょう。
後者では「再生する」といった選択肢があれば、それを選べば再生が始まります。
 
他の再生ソフトをお使いなら無理に Windows Media Playerに切り替える必要はありません。
この記事では単に音楽CDを聴くときの操作を概観するのが目的で、パソコンの設定や再生ソフトの変更は意図していません。
「Windows Media Player」アプリなら Windows 10パソコンに標準インストールされているので“共通アプリ”として説明しやすいという意味合いだけです。
(事実、私の既定の再生ソフトは他のものです。)
 
「Windows Media Player」アプリは、「スタート」-「Windowsアクセサリ」の中にあり、クリックすれば、下図のように音楽CDの楽曲リストが表示されます。
(図は再生画面の一部を表示しています。)
 
市販の CDであれば、そのジャケット画像がアルバム欄に表示されています。
 
さぁ、CDを再生してみましょう。
再生時に使われる操作ボタンが再生画面の下部に並んでいます。(下図)
 
中央の「▶」が再生ボタンです。
これをクリックすると、そのとき選択されていた楽曲の再生が始まります。
再生ボタンなどは下図のように変わります。
 
中央の再生ボタンが「||」に変わりました。
このボタンは「一時停止(ポーズ)」で、クリックすると再生がその場で停止され、再生ボタンに変わります。
再び再生ボタンをクリックすれば、停止したところから再生が行われます。
 
左右にある「|◀◀」は「前へ」ボタン、「▶▶|」は「次へ」ボタンです。
楽曲再生中に「前へ」ボタンを押すと、その楽曲の先頭に再生位置を変更し、「次へ」ボタンを押せば次の楽曲の先頭に移ります。
なお、再生停止時や再生が始まる前に「前へ」や「次へ」ボタンを押せば、再生する楽曲を変更することができます。
 
左側の「■」ボタンは「停止」です。
その CDの再生を停止します。
 
さらに左側にある 2つのボタンは「ランダム再生」と「連続再生」モードに切り替えるものです。
CDに複数の楽曲が収録されていれば、「ランダム再生」を押して再生すると楽曲リストの順番とは無関係にランダムに再生します。
“シャッフル再生”とも呼ばれる再生モードです。
「連続再生」では、最後の楽曲まで再生が終わると自動的に 1曲めの楽曲の再生が始まります。
停止しない限り、何度も CD全体を繰り返し再生します。
 
右側にあるスピーカアイコンは「ミュート」ボタンです。
音出力をオフとします。
再生中にミュートしても楽曲再生は停止されません。
 
一番右側のスライダが「音量」です。
 
冒頭にも触れましたが、音楽再生アプリは「Windows Media Player」の他にも有料/無料アプリが多数あります。
それぞれの特徴があるものの、楽曲再生の方法は基本的にどれも同じです。
そのため、他のアプリに切り替えても CDを再生すること自体は迷わずに操作できると思います。