霊山に佇む本堂
これまでの道のり↓
大観音様を安置したまま、再興した
ためか、複雑な造りになってます。
本堂への入口。
国宝の本堂は大きさも立派過ぎて、
写真上手く撮れない
今は特別拝観で、観音様のお御足を
触れてご縁を結べるというので、追加
の拝観料1000円で、本堂の中へ
この右下の感じです→
本堂内の撮影は禁止。
観音様の高さは10m超もあり、木造
彫刻では日本一の高さの十一面観音菩
薩立像。
そんな、観音様にお目にかかった瞬間、
圧巻
写真はパンフレットのです
まさにこんな風に足元で見上げると、、
とにかく、すごい
叶わない願いはないような気がしてくる
お御足に触れて念入りに祈願した
この観音様は八代目で1538年に再興
されたものです。
観音様は凄い力を放ってるけど、
それだけでなく観音様のまわりには、
素晴らしい宝物の数々
徳川家代々の御位牌や稲荷山を参拝して
る者には興味深い稲荷大明神の像もその
一つ。驚きも沢山
何が凄いって、八回も再興されるだけの
信仰の強さと財力。
平安時代には、観音様の再建は国家
プロジェクトだったよう。
桓武天皇も信長公も、国や天皇にも及ぶ
絶大な宗教の権力を嫌い、何度とな
く弾圧された筈なのに、蘇る観音様。
有無を言わせぬ強さを感じます
そんな絶大な力を持つお寺は脅威だけど、
焼討ちとか虐殺とか、信長公は狂ってるけど、
斬新だと思う。今のような不況の時に疫病は
祟りだから、増税して新しくこんなの造るとか
言われたら、ね(^^;
遥かかなた昔から、泊瀬の山が霊験あら
たかと数々の歌に詠まれ、信仰が今なお
絶えないのが、よくわかる
古くは菅原道真や清少納言も詣でた
らしいです
ご由緒
「花の御寺」と称され、西国第八番観音霊場。
創建は686年、道明上人が天武天皇のため
に「銅板法華説相図」を初瀬山の西の丘
(現在の「本長谷寺」)に安置したこと
に始まると伝わる。
銅板の下部には300字に及ぶ銘文が刻まれ
ており、その最後に
「飛鳥浄御原(あすかきよみはら)で
天下を治めた天皇の病気平癒のため、
僧・道明が作った」
との記述がみられます。
銅板さらに詳しく↓
ちなみに、左手に水瓶、右手
に錫杖を持っている観音は長谷型
観音と呼ばれています。
本来なら地蔵菩薩が持つ錫杖を持つ
ことで、現世利益のみでなく、成仏
得脱の徳も合わせ持っています
そして、観音様は大盤石という石盤
の上に建たれてますが、岩の信仰も
兼ねています。
色んな意味で徳が高く人気が
ある訳です
本堂は清水の舞台をさらに大きくし
たような造りで、とにかく絶景
清水さん↓
あの塔がある丘が、最初に
「銅板法華説相図」を道明上人が安置
した場所。
銅板は当初は本堂にあったが、度重なる
火災により、本堂→宝蔵→三重塔の中に
移された。
それにしても、去りがたい絶景
本堂から、五重塔のある西の丘へ向かい
ました
少しだけ、続きます~