そもそも「言い訳」とは、いったいどういう行為なのでしょうか

 



 


「言い訳」というと、むかしからマイナスイメージだけが付いて回ります。


失敗を認めずにはぐらかすとか、保身に走るとか、他人に責任をなすりつけるとか。


本当は正しいのに、卑怯者扱いされてしまったり、場合によっては、「言い訳」をしたばっかりに仲間が遠ざかってしまうことにも・・。


もうすでに説明するまでもないかもしれません。


人類史上、古今東西、だれ一人として「自分は言い訳などしたことがない」という人はいないはずです。


諸先輩の中には「いやいや自分は、ものごころ付いた時から、『ひとさまには迷惑をかけるな』「男のくせに言い訳するな』としつけられてきたから、そんな見苦しいことはしたことがない」といった人もいるかもしれません。


たしかに、「言い訳」とは、相手があってこそ、はじめて成立しそうなものですから、「いさぎよい」とか「男らしい」と言われるひとたちの中には、「言い訳」などしないという人もごくまれにいるでしょう



「言い訳」とは本来はどういう意味合いで使用されているのか確認しましょう。
 


同じような意味合いで使用される言葉として挙げられる「弁解」、「弁明」、「釈明」といった言葉の本来の使われ方についても確認してみます。


「言い訳」=「言い分」として、文献を参考にしてみると以下のように取り上げられています。



  1. 物事の筋道を明らかにして説明すること

  2. 事情を説明して失敗などの弁解をすること。
    また、身の潔白を証明すること。
    申し開き

  3. 過失や罪を詫びること。
    謝罪

  4. 言葉を使い分けること。
    区別して言うこと



言い訳」は、自分から失敗を認める気持ちが強く、その理由も個人的で、客観的なものとはいえないが、「弁解」はそうなった事について、やむを得ない正当な理由があるようなニュアンスがある。

「弁明」「釈明」では、この「弁解」の傾向が強くなり、失敗を認める気持ちは弱く、正当な理由を前提として、そうなった事情を説明すれば、了解してもらえるような気持ちが強い。

※日本国語大辞典第二版第一巻小学館国語大辞典編集部株式会社小学館より



言い訳の代表例 



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もう一杯だけ飲もう」
「今日は暑かったからなぁ!」

「今日の仕事はどうもいつものように進まないな?」
「昨晩、飲み過ぎたからなぁ!」

「重要なのは結果じゃなくて、そのプロセスがどうかだってことだよ」
「今回、自分の提案が通らなかったのは、タイミングが早すぎただけだ」

「1本くらい、いいか」
「付き合いもあるから」

「これくらいは、いいわよね」
「目の前に出されたのに食べなと失礼だわ」


「『人生』は決断の連続だ」
「毎日のように何をして、何をしないかを決めている」


なぜ、その問題が起こってしまったのかをはっきりとさせ、聴く側に納得してもらう
 



過失や罪を詫びることが伴うこともあるはずです。

先ずは「申し訳ありません」のひと言から切り出して、その後に、「言い訳」としての具体的対応策を提示していきます。







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言い訳をするということは、はぐらかしでも責任逃れでもなく、「コミュニケーションを円滑にして、新たに良好な人間関係を築き上げるスタートをする」ということです。