明け方夢うつつで
 大好物のマグロのタタキを給餌してみようと
考えていました。
 
少し前まではなんとか食べてほしくて毎食真珠にだしていましたが、いい匂いだけ嗅がせて口に入らないのは返って残酷な気がしていました。   

病院でかなり厳しいと言われている真珠。

食べられなくてもいいから口に入れてあげたい。

栄養やカロリーではなく、食べることを気持ちだけでも楽しませてあげたい。

ふとそう思いました。

いつものミルク、スープ、水にマグロのタタキをシリンジに用意して給餌開始。

イヤイヤしながらこぼしながら、ミルクを飲む。

昨日買った新しいスープ。

あれ、少し反応が良い気がする。

そしてマグロ。

モグモグした!

もっと欲しいという仕草。

一番小さいシリンジはすぐに空になった。

ひとつ大きいシリンジにしてみる。

いつもなら私が手を離したらすぐに逃げてしまうのに待ってる!

 
1時間近くかけて6mlのシリンジで6回食べました。


夜、同じようにミルクとマグロを用意したところ自分からシリンジをくわえて食べました。

感激…

真珠

素晴らしいね

自慢の息子


土曜日は週一の通院日

比較的空いている午後

主治医と色々話してきました。

体重は2.2キロまで落ちました。

かつては7キロ近くあったのに。

真珠のような状態の子の場合

首の横から挿管して胃ろうをする方法もあるそうですが、大きな病院でないとできず、後々の処置も大変だそうです。

怖がりの真珠、仕事三昧の私では無理がありそう。

皮下点滴の回数を増やした方がいいかと聞くと、脱水は改善されるけれど辛い時間が長くなるとも言えるよね、と。

安楽死という選択もあるけれど、食べよう生きようとしている真珠には考えられない。主治医も激痛や窒息はないから私もできないよ、と。

色々話しをしたけれど結局いつも通り、点滴と鎮痛消炎剤と抗生剤を打っていただいて、給餌用のシリンジと水曜日に飲ませる鎮痛消炎剤をもらって帰ってきた。

外科的な処置はいくつかあるけれど、体だけが維持されるのは完治の望みがない真珠には生きてるとは言い難いかもしれない。

そもそも私が苦しむ真珠の姿から逃げたいとどこかで思っているのかもしれない。

一番苦しいのは真珠。

私が辛いなんて嘘でも言えない。

脱水が改善されて暫くスヤスヤ眠っていた真珠。

明け方お腹を空かせて台所で鳴き始めた。

抱き上げてみると胸に点滴の液が残っていて、吸収力が下がったのかと切ない。

昨夜は義兄の一周忌の食事会だった。

義兄は脳梗塞に倒れ、言葉を無くし点滴と胃ろうで晩年を過ごした。

真珠の姿と重なるねと姉と姪が言った。

亡くなった今でも姉一家は義兄がそこにいるかのように話しをする。愛がある。

意思疎通がうまくいかなくても、病気の前に無力でも家族だから側にいて愛を伝え続けよう。

体があってもなくても

愛を伝え続けよう。

大好きだよ、真珠。



昨夜は少し

自力で

お水が飲めた

こんなことが

こんなに

嬉しいなんて。

ずっ!ずっ!と音がする

舌が出なくなった真珠がなんとか水を飲もうとすする音。

低くこもった鳴き声。

ごはんが食べたくて台所でずっと鳴いている。

なんとか口に入れようと台所の床に擦り付ける。

切ない…

せめてシリンジをはたき落とさないでね。


ガンなどで開口できなくなることがあるそうです。

生き物は噛む力は強いけれど開ける力は案外弱く、ワニでさえ太めの輪ゴムを巻かれると開口できなくなるそうです。

下顎の骨を取り除いて胃にチューブを挿管する手術もあるそうですが、高齢でキャリアで腫れがある真珠はそもそも病気の検査さえできない状態。

真珠の食べようとする力

生きようとする力

信じるしかない




ホオポノポノ

夢を見た

寝落ちしたほんの数分

真珠が大きな口を開けて

モリモリ食べる

夢を見た

綺麗な金目で私を見て

満足そうな顔をした

元気になって良かったね

食べられるようになったから

視力も戻ったんだね

声をかけようとしたら

目が覚めた


あれは真珠の願い

私の夢




泣くもんか!