そこで、うちの息子と娘に聞いてみましたよ。
「今日は母の日だね。
うにたんたらイイコだから、もしかして何かサプライズとかあるのかしら?」
「ロ~コちゃん、
今日は母の日って知ってる? おかーさんにチョーありがとする日だよ」
あっそ。
そりゃぁ、そうよね・・・。
と、母としてはちょっと淋しい会話を交わした直後の出来事でした。
(ある意味わんこ相手に当たり前の会話ですが・・・)
ダメ~
そこじゃなーいっ

そこじゃなーいっ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
膝蓋骨脱臼の手術をしたロコしゃん。
少しでも彼女の脚に良いのならと、リビングにカーペットを敷きました。
そう、ロコのために カーペットを敷きました。
(2度言うところが恩着せがましい私。 だって、うちは貧乏なんだもの)
そしたら、うちのお嬢さんたら
入院前はほぼ100%できていたおトイレが、
できなくなりました。

ロコのために 、カーペットを敷いたのに (← しつこいっ)
だって、これ。
この右奥のケージの中にもおトイレあるんです。
それなのに、それなのに・・・

そんな母の日、このロコの粗相をきっかけに、私は自分の母に思いを寄せます。
私 Pupは子供の頃、お寝しょに悩まされました。
私、小学校高学年になっても、たまにやってしまうことがありまして、自分なりに結構悩んでいたものです。
なぜなら、ガールスカウトとかやっておりまして、結構お泊りでキャンプとかありましてね、これが、やってしまうんでないかとかなり緊張するわけですよ。
お家でやってしまった時、泣いて母に謝りました。
「おかーさん、ごめんなさい。 ごめんなさい・・・」って
決して、したくてしてる訳ではないのです。もちろん。
だから余計に悲しくて、嗚咽しながら 「ごめんなさい。ごめんなさい。・・」って。
すると母は振り返り、布団カバーを外す手を止め、
「バカな子だねぇ。 こんなもの、洗えばいいんだから。 ハハハ」
と笑っていました。
そしてそっと、泣きじゃくる私に近寄り、ぎゅってしてくれました。
私が大人になって、母とその頃の昔話をよくします。
母は母で、お寝しょの原因は、引越し、転校と親の都合で私が辛い思いをしているからだと心を痛めていたと言います。
私と同じ負け犬だった母。(当時としてはね)
いろいろあって結局結婚をあきらめ、女ひとりで生きていく決意をしていた母。
いい歳になってから7歳も年下の父が現れ、どうせあきらめてたからと当時はホントに頼りなかったという父の面倒をみる決意をした母。
どうしてかって、結婚は諦められたかもしれないが、どうしても子供が欲しかったと・・・。
2度の流産を経験し、不妊治療をしていたが、もう子供はムリですと医者に言われた。
やっとあきらめようと決意したら、奇跡的な妊娠。
そしたら病気になっちゃって、母体が危ないから子供はあきらめろと。
それでも、絶対あきらめなかった。自分のところにやっと来てくれた小さな命。
自分はダメでもいいから産みたいとあきらめなかった。
そのために大きい注射を毎日がまんした。
そこまで切望した天からの贈り物が、私なんかでごめんなさい。
結局負け犬になっちゃって、人間の孫を産んであげられなくてごめんなさい。
でも、うちには身体を毛で覆われた かわいい孫が2
「うに と ロコ がしゃべってくれればいいのにぃ」 が、口癖のおかーさん。
モノはいらないと言うので、母の日はただ電話するだけ。
それでもたくさん喜んで、昨日もロコの様子を心配してました。
久しぶりに昔のことを思い出したりして、涙しちゃったりした負け犬です。
おかーさん、産んでくれてありがとう。
そして、うに、ロコ。
うちの子になってくれて ありがとう。
おしっこで汚れたカーペットなんて、洗えばいいんだからっ

昨日おかーしゃん泣いてたよ。 だから、 ぽちっ をおねがいしましゅ。

