汚れの種類と衣類の色の関係 | 【NUC認定】企業制服コンサルタントがオススメするワンランク上のユニフォーム

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みなさん、こんにちは。
企業制服コンサルタント福島です。

仕事で着用する制服やユニフォームを選ぶ際、
色は非常に大事な要素となります。
特に汚れやすい職場では、神経を使います。

今日は、そんな汚れについてお話。

「汚れ」と一言で言っても、実はいろんな汚れがあります。
チリやホコリ、ドロなどの水汚れ、油、インク、薬品などなど・・・・
職場環境によって、数え切れないほどの汚れが存在します。

しかし、これだけ、汚れに種類があるというのに、
意外と見落としがちなのが「汚れの色」

ホコリとドロではまるっきり色が違いますよね?
チリやホコリはどちらかというと白っぽく
ドロや油は黒っぽい汚れです。

しかし、現実には汚れの色などは考えずに
なんとなく汚れが目立たないという理由で

白っぽい汚れが多い職場であるにもかかわらず、
ネイビーやブラックなどの明度の低い、色を選んでいる
ケースが多く見られます。(逆パターンも含む)


【企業のためのスタイリスト】ユニフォームカンパニー代表コンサルタント福島栄次オフィシャルブログ
ちなみにスマートフォンの画面につく指紋は比較的明度の高い
白っぽい汚れですので、画面が明るい時にはあまり気になりませんが、
写真のようにスリープ状態にした途端に汚れが目立つことになります。

実は、このように汚れを目立たなくする手法は
衣類の防汚加工などにも使われており、専門用語では
「SH(ソイルハイド)」と呼ばれています。


ソイル(Soil)は汚すという動詞、ハイド(Hide)は隠すという意味を持つ
英語で、汚れを見えなくする=隠すという意味で、こう呼ばれています。

つまり、着用時に一番多い汚れの色を目立たなくする配色は
ソイルガードの基本的な概念で、他に生地表面の織り柄の凸凹を
利用して、光を乱反射させ、汚れを目立たなくする方法などがあります。

このようなことはなかなかカタログを見ただけで、一般の方が
判断できるものではないので、ぜひ、専門家へのご相談をおすすめします。

それでは、今日はこのへんで。