【レインウェア】防水性が高いはずなのにお尻が濡れてしまうのはなぜ? | 【NUC認定】企業制服コンサルタントがオススメするワンランク上のユニフォーム

【NUC認定】企業制服コンサルタントがオススメするワンランク上のユニフォーム

日本にたった7名しかいないNUC(公益財団法人日本ユニフォームセンター)認定、ユニフォーム専門資格上級を持つ
ビジネスユニフォームのエキスパートが企業や経営者の視点に立った効果の上がる企業制服の導入を応援します!


世界最高水準の防水透湿性能 ディアプレックスオールウェザージャケット


トップの写真は豪雨でも水が染み込まずムレを逃がす透湿性も高いレベルで確保した「ディアプレックスオールウェザージャケット

弊社でも非常に人気が高くご好評をいただいておりますが、お仕事でバイクに長時間乗られる方から防水のはずなのに簡単にお尻が濡れてしまうというご意見を頂く事があります。豪雨にも対応するほど耐水圧が高いのに簡単に尻が濡れてしまい期待はずれだったという内容です。

実はこのような不満を持たれる方は意外に多く防水性に対し不信感を持たれている方も少なくはありません。確かに防水なのにお尻が濡れてしまうというのはおかしな話ではないか?と思われるのもわかります。


しかし、一部の粗悪品は別として実はほとんどの場合、防水性にそのものに不備があるわけではないのです。それでは、なぜ防水なのにお尻だけが濡れるのか?今日はその理由についてご説明しようと思います。


まず「縫い目」から水が染み込むから濡れるというご意見ですが、基本的にそれはありません。というのも防水といわれるものは大抵、縫い目の裏に「シームテープ」と呼ばれる目貼りを貼付けています。


あらゆる企業制服・ユニフォームの不満を解決! ユニフォームコンサルタント福島オフィシャルブログ
【写真】裏地の縫い目部分を覆うシームテープ



では、縫い目からの浸水でなければなぜ濡れるのか?
結論から申し上げると、もしあるとすれば原因は生地表面からの浸水なのです。

例えばこのゴアテックスの様に多孔質メンブレンフィルムを使用した防水・透湿性素材は水の分子よりも小さい穴が大量に空いている素材。衣服内の汗が体温等で水蒸気になると水分子よりも小さな水蒸気はその穴を通って外に放出されますが穴より大きい水は入って来れません。

しかし、水分子より小さいと言っても穴が空いている事に変わりはなくイスや地面に座る事で着用者の体重が想定外の圧力となりその圧力がかかった部分だけが浸水することになるのです。これは防水・透湿性素材の宿命といえる性質で現在、最強性能と言われる前述のゴアテックス でも同様の事が言えます。

 

ちなみにトップでご紹介したディアプレックスオールウェザージャケット 」はゴアテックスの多孔質メンブレンとは違い、穴のない無孔質メンブレンを採用していますので防水面では多少有利に働くことが期待できますが、長時間、高い圧力がかかり続ければ、程度の差はあれど同様に水が染みてくることでしょう。


解決策としてはできるだけ雪や雨の地面に座らない、またバイク等に乗る方はシートをマメに拭くなどの処置をしていただければ、かなり快適に過ごせるかと思います。

また、それでもやはり尻が濡れてしまうというかたにはムレを逃がす透湿性のない、PVCなどのビニール素材のレインウェアをお勧めします。

 

 

 


しかし、全く水を通さないPVC・ビニール素材にも弱点があります。外からの水の侵入を完全に防ぐ事ができるかわりに衣服内の汗を逃がす事もできないので非常に蒸れやすく、長時間の着用では雨には濡れないのに衣服内がムレた汗でびしょびしょに濡れてしまうなんてことに・・・・余談ですが「カッパを着ていたのにビショビショになった。不良品ではないか?」というクレームのほとんどの原因がこれだったりします。

そもそも、そんな不快な「ムレ問題」を解決するために開発されたのが防水・透湿性素材なのですが、なかなかパーフェクトとはいかないわけで、これからも防水・透湿性素材と雨・ムレとの戦いは続くでしょう。



ウインドブレーカー

 

ウインドブレーカー

 

ウインドブレーカー


 

 

企業様向けにサンプル商品の貸出も行っております。ぜひご利用下さい。