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世紀を超えた繋がりを、しっかりと受け止める。

もう少しだけ具体的なことは、週明けにでも書くとして…


次なる目標を定めた。


いちどは完全に諦めようかと思ってしまったが、ここまできたら「そこしかない」と感じている。


どこを飛んでいても…


いつかは辿りつき、羽を休ませそして強くしたいと願う場所。


決して同じではないけれど…


あの頃を思い出す。


「国際公務員になりたい」


そう言って英国の大学に入学を決め、海を渡ったこと。


Hammock - Longest Year




いっぱい失った。


でも、ずっと欲しかったものが目前にある。


やっぱりいずれはモントリオールに行きたい。


1年前にそう書いたようにね。
ワーナー・マイカル・シネマズりんくう泉南にて『ヒア アフター』を鑑賞してきた。





あえて監督がどうとか、俳優がどうとか訴えるような作品ではなかった。


そこだけは間違いない。


シンプルでオーソドックスな作風からは、どこかトラディショナルな香りが漂う。


<死>と<生>。


ここまで普遍的に聞こえてしまう背景には色々な事情がある。


総じて私の理解には及ばない。


なぜならそれらは概念を追い求めるばかりに生じた歪みに、きっと私たちの<魂>を重ね合わせることがないからだ。


果たして<魂>とは何なのか?


この作品はカポーティのショートストーリーのように…


危険性とロマンチックな可能性を隠すことなくひけらかし、挑戦的とさえ感じる雰囲気に満ちている。


臨死体験と、それを嘲笑するかのような人々。


どちらか片方を失った「双子」。


2時間を超える作品でも、これらふたつのストーリーで十分すぎた。


ありふれた展開を、深く掘り下げるのではなく…


表層を削り取り、あらゆる偏見を取り去ろうと努めた。


来世がそこにあるのか?


君がそこにいるのなら、一体そこはどこなんだ?


答えの存在しない問いに、「応え」てくれる作品。


それは決してスピリチュアルなのではなく…


クリティカルに私たちの生き方を見直すきっかけとなりえる希望だった。


『ラブリーボーン』とは違う視点であり、こちらのほうが大人には受け入れやすいだろうね。


<死>を目撃したことはなくとも、“それ”による被害を蒙っている。


そこに存在する道理を知った瞬間、やはり“それ”は自分の身に迫ってくる。


ある意味、見えない不条理に曝される子供たちよりは恵まれているはずだ。


そういうところでも…


この作品が映画初出演というマクラレン兄弟の演技が迫真的で、信じられないくらいに心を打った。


兄弟の設定としてはありきたりでも…


やっぱり監督の存在かな?


「ジェイス(弟)を連れていかないで」


ジョージ(マット・デイモン)を介しての交信で、兄が必死に涙で訴えたシーンは鳥肌がたった。


彼は何も知らないんだよ?


でも、そこに弟がいないだけ。


そんな状況に陥りながら、最後に母にみせた笑顔が輝いていた。


大切なものは失ってみないと分からないという。


その言葉が意味するものを、この作品は“あくまで”挑戦的に描いている。


クリント・イーストウッドが求める人間性は、とても大きいのだと改めて認識できた。


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現在は帰国しているが、オーストラリアに旅立とうとした弟に対して抱いた感情を思い出した。


決して「もう会えないかも」なんて考えたはずがない。


ただ…


大きくなることを期待していたんだ。
同期と過ごすのも、あとひと月…


前回は参加できなかった「スノパ」に行ってきた。


ちなみに…


意外かもしれないが、“はじめての”スノボだったりした。


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何年ぶりかのゲレンデ。


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最初は低く設定した目標だけど、「意外と(ボードの)才能あるじゃん!?」なんて思いこんでしまい…


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調子に乗ってスピード出しまくったら、脳が揺れた。


でも、身体に染みわたるような空気を感じ、冷たさの中に自分の体温を感じることができ、最高に気持ち良かった。


(赴任先はどこになるかな?)


北海道への憧れが一層強くなったりもしたり(笑)


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初日フルに滑りまくったため、2日目は興味のある白馬散策へ友人と旅立ってみた。


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「ワンマン」と名のつく電車は、自分には縁遠かった分、何よりも洗練して思えた。


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初めての場所、どこにも自らの行き先を示す看板もない十字路にぶち当たる感覚は、どこか気分を高揚させる。


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四方八方を雪山に囲まれると、どの方向を歩いていても自分が試されている感じがする。


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途中に馬と出会った。


瞳が美しい。


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ジェラートが食べたくて訪れた【ジェラートショップ花彩】は、可愛らしいつくりの「村のアイス屋さん」といった印象のお店だった。


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おススメを聞いて食べた<メープルウォールナッツ>と<生チョコ>のダブル。


なるほど、「一番人気」というだけあって<メープルウォールナッツ>の美味しさがヤバい。


クリーミーなジェラートと、歯ごたえのあるナッツの組み合わせ。


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初めてのスノボにハマり…


大自然に圧倒され…


そこで生きる動物や人に愛されている心地がした。


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幸運なことに…


いまの自分には、それら全てが「繋がっている」気がするのである。
シネマート心斎橋にて『ソウル・キッチン』を鑑賞してきた。





最近では『そして、私たちは愛に帰る』が秀逸だった、個人的には<人間>を説明させたら世界屈指の監督ファティ・アキンの最新作。


【ソウル・キッチン】の「ソウル」は、「魂」のソウル…


魂ってことばのもつ響きほど曖昧なものはなく、どこか荘厳で戒めや慎みを感じるこの心がある。


それでも、その真価は多様性、カオスのなかにこそある(見出される)んじゃないかって思う作品だった。


そういう意味でも、ドイツ(ハンブルク)ってのは格好のロケーションだったに違いない。


決してアメリカでもイギリスでもない…


ドイツや、もしくはフランスでしか成り立たないと思える、そこにこそこの作品の意味がとても深く込められていた気がしてならない。


ギリシャ系のドイツ人兄弟がストーリーの中心にはいるが、とにかく周りを固めるキャラクターが個性的。


最もメインの主人公であるジノス(アダム・ボウスドウコス)の「濃さ」が尋常でないからこそ、だろうか…


もはや「類は友をよぶ」状態。


そのなかでも、やっぱり(自分に似てると感じる)好きなキャラクターってのはいるもんだね(笑)


自分にとっては妄想の激しいシェフことシェイン(ビロル・ユーネル)がそうだった。


多様性って<ことば>とカオスって<印象>が共存し得る背景には…


ロックやエレクトロニックなダンスミュージック、さらにはベリーダンスで魅せるエキゾチックな音楽。


ときに蔑称として、ほとんど愛称として使われる人種を指し示す会話。


料理にだって色々な国籍のバックグラウンドを感じさせた。


多くの個性がスピーディーに並べられていたので、とにかく思うことは…


そのめちゃくちゃが「楽しそう」という羨む気持ちだったりする。


酒やセックス、さらにはギャンブルやオークションなどのマネーゲームが展開されているけれど、ここまで爽やかに「見過ごす」ことのできる作品は珍しい。


それこそ「大衆」のために開かれたハンブルクの倉庫街にあるレストラン…


どこか胸の内では再建に向けて「頑張れ」と応援する気持ちが、きっとそうさせるのだろう。


そして、そこで再建を願うものは必ずしも<象徴>ではないのかもしれない。


コミカルに、そしてハートウォーミングな角度から人間の本質を見事に捉える、とても良質の作品だった。


「上映終了後にイベントがあります」


そうチケット購入時に言われ…


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この作品公開を記念して、初日ということでドイツワインの試飲をさせてもらえた。


【パシオン・エ・ナチュール】というワインバーが提供してくれたのは、<リースリング>という白ワイン。


とてもフルーティな香りに反しない、かなりの甘口だった。


たくさん笑顔にさせてもらえた直後に飲むワインは、すごく美味しかった!


作品のなかに出てきた料理の数々も美味しそうだったし、そのままお店に行きたい気持ちにもなったよね(笑)


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やっぱ料理っていいよ、素晴らしい!


完全に「つくってもらう」立場を貫く覚悟の自分だからこそ…


料理が「好き」と心の底から思っている人を大事にしたい。


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ちなみに、入場時にハンド・ネイルバームもらった。


「ドイツ製」「キッチン(料理)」ということだね。


本当は、自分のために料理してくれる優しき御手に贈りたいよね(笑)


とにかく、心も体も“そのまま”温かくなる一日だった。
遠くにいても、ひとつのイベントを共有できる幸せ。


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【HENRI CHARPENTIER】の<タルト・フリュイ>は大好物なんだけど…


<ビスキュイ・ギモーヴ・ショコラ・アンフィニテ>は初めて。


予告どおり早かったな、銀座?(笑)


うん、楽しんだらしっかり報告するよ!


大阪にきて10ヶ月以上経つが…


週末に難波へと遊び(主に映画)に来ていたけれど、大通りを挟んだ西側へはほとんど来たことがなかった。


たまたま観たい作品が“こっち”側で上映されるということで、いわゆる「アメ村」へ行ってきた。


あれだね、小さい頃から横須賀に慣れ親しんでいた自分としては、本物のアメリカンな雰囲気(どぶ板はそんな印象)がより日本嗜好に変わったような感じ。


何より“あっち”には米軍の関係者が普通にいるからね、そういう意味でも。


映画を鑑賞する前にランチ。


そして、ランチの前に少し前から(食べログなんかで)気になっていたものを食べに行く。


その名も【元祖アイスドッグ】というお店。


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派手な雰囲気の中でも抜群の存在感(笑)


ここの名前にもなっているのが…


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<アイスドッグ>である。


温かい揚げパンみたいなので、冷たいソフトクリームをはさんでる。


まだ食べたことないけど、名古屋名物らしいアレに似てる感じじゃない?


パンは甘いし、ソフトクリームも甘い…


こてこてな感じがするけど、何とも不思議な感覚で美味しく食べられた。


そしてランチは…


以前薦められた【D&DEPARTMENT DINING OSAKA】にて。


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ハイセンスな家具や雑貨が立ち並び、懐かしのストーブの匂いが立ちこめていた。


そんな静かでいて、お洒落なソファが温かく迎え入れてくれる空間を抜け、階段を上がっていく。


何だか体育館袖の、バスケットボールやらバレーの網が几帳面に置かれていた光景を思い出す。


ここの3階は広々としていて、快適な座り心地のソファと優しい灯りが嬉しい。


早速オーダーは…


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人気らしい<D&オムハヤシ>にした。


どことなくエスニックな風味がするソース、そして落ち着いた味のチキンライスがトロトロの卵と絡みあう。


お肉も玉ねぎも食感を味わうことができ、素材へのこだわりを舌で感じることができた。


ここではお会計の際に…


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このPlaymobilを連れていくシステム。


Knight!


パーティーにも人気のカフェダイニングは、たしかに(ある意味)逃げ込みたくなる魅力に満ちていた。


きっと夜の雰囲気も良いのだろう。


そして映画を観賞するためにシネマート心斎橋へ向かう。


それから…


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【Ek Chuah】のチョコレート<プラリネ>までいただけた♪


ここのは初めて。


ずっと前に教えてくれた「雰囲気の良い」カフェ、お供できて楽しかったよ!
久々に降雪。


伝え聞くところによると、横浜はかなり降ってるみたいで。


本当はこのタイミングで帰っていられたらと思っていただけに、少し残念だし羨ましくも思っている。


でも、こっちはこっちでサクサクすることのできる程には降ったみたいで、少なくとも気分は昂った。


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難波に「お菓子の郵便局」なるものが出来るらしい。


今やどこにでも、とても手の込んだ(ハッキリ言って)「ハイクオリティ」なチョコレートなどが並ぶ時代だけれど…


「手作り」の良さっていうのは、少なくとも自分にとっては永遠なんだと感じる。


バレンタインのイベントとだそうだ。


パティシエをめざす製菓学校の学生がつくった“それ”を明日、見てこようかなと思う。
テアトル梅田にて『ヤコブへの手紙』を鑑賞してきた。





『ストレイト・ストーリー』って知ってるかな?


リンチ作品でも異色と評される作風で、“表題どおり”の真っすぐなお話(笑)


真っすぐだからこそ…


その純潔さに心を打たれるんだ。


兄弟のあいだの絆があれば…


姉妹のあいだの絆もある。


そして、それを仲介した牧師がいる。


「生きるための使命」


そう割り切れる境地に、何の違和感も感じなかった。


とても印象的だったのは、ヤコブ牧師(ヘイッキ・ノウシアイネン)の住む牧師館に雨が降った日のこと。


人の気配は無く、ただ…


手紙の束(山)に滴り落ちる雨雫が、封筒をたたく音。


そしてインクを滲ませ、繊維の歓待を受ける“ヒトの”心。


青く、どこか陰鬱とも映る光景は、とても神秘的だった。


孤独に聖体拝領を続ける牧師の声が、ようやく届くように…


自分自身へと投げかける声であることに気づくように。


それはソローのいう「神の恩恵」だったと思う。


北欧フィンランドの大気を感じることのできる作品である。


本当に北欧に暮らすことを求めている自分としては、どこか「自由の国」を目指す旅団員のような気分になった。


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このような作品に出会う機会があることを幸せに思う。


それと同時に、決して潰えさせてはならないことだと思う。


とにかく森や池が魅せる自然の美しさに、心が和むのを感じた。


“見えない”からこそ、シンプルに生きられるのかもしれない。


“見えない”からこそ、勇気を伴うのだろう。


“見えない”からこそ、必死に自分を省み、真理を得ようと努力することができるのかもしれない。


この社会に同じものを望むなんて、所詮は無理な話なんだ。
日曜の朝、早起き。


お昼には梅田で映画を観るので…


この際、行ってみたかったお店に足を伸ばす。


まずは、普段欠くことの当たり前になってしまった朝食をとる。


千里中央駅にある【ニューアストリア】という、昔ながらの喫茶店へ。


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この左手、ちなみにこの駅は「何とも表現しにくい」面白い構造だった。


潜水艦のドックみたいな?


ここの名物である<カツサンド>を注文。


野菜入りとそうでないのがあるが、当然野菜入りを選択。


オーダーが入ると同時に、朝には不相応ともいえる揚げもの音が(笑)


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運ばれてきたカツサンドは、カリカリに焼かれたトーストにぎっしりと玉ねぎやトマトなどが詰め込まれ…


なおかつ、豚ヒレのお肉がとってもジューシーだった。


全体的にソースの味が「濃すぎない」程度で、野菜の水分とも相まって、サンドイッチ全体をマイルドな旨み(甘みともいえるかも)を醸しだしていた。


思ったよりも野菜もシャリシャリしていて、歯ごたえいいね!


なるほど、朝からテイクアウトで注文して帰る人も多かったわけだ。


会計を済ませると、ここのオーナーらしきおじさんがニコニコしながら「ありがとうね~、行ってらっしゃい!」って勢いよく送り出してくれた。


メニュー表に「ミックスジュース」ってのを見つけたからだろうか、より一層大阪の喫茶店って感じがした。


その足で今度は、野田駅のほうにあるずっと訪れるタイミングを探っていたカフェへ向かう。


店名、そして外観も好みな感じの【カフェ バーンホーフ】。


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窓の外から見えるマイスターが、何ともかっこいい!


そして焙煎やら豆の選定をしているらしい店員さんもかっこいい!!


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何を飲もうか…


店内に漂う珈琲の香りと、休日の午前にぴったりの落ち着いた音楽に、この雰囲気を(オーダーまで)ずっと長いこと味わっておきたい気分になる。


でも、喉と舌が急かす。


「幻のスペシャリティ」ともいわれる<パナマ・ドンパチ・ゲイシャ>に決めた。


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この珈琲豆(ゲイシャ種豆)の特徴は、何といってもアロマで口元から鼻へと抜ける優しい香り。


見た目の透明感さながら、舌の上でサッと染み込むような苦味は、冷めても味が変わらないうえ飲みやすい。


文字通り、高い品質の珈琲であることは素人にもよく分かるくらいだ。


そして、多分初めて食べた<マローネンクグロフ>。


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ボロボロと崩れ落ちるほどではない、それでもしっとり柔らかい、栗が入ったケーキ。


どことなく、英国で食べていた食パンぽい食感は個人的に懐かしく…


苦味ゼロでも甘み控えめで、ゆっくりと時間を旅したいときなんて最高の珈琲パートナーになる。


こういうお店って、やっぱり雰囲気がある。


どんなって、表現は難しいけれど…


ひと言で示すなら、“ミスター”スティーブンスが求めていた「品格」なのだろう。


午後の紅茶にもそれがあったように…


朝のコーヒーにだって。


最高の気分で映画へと足を運べる手立てとなったよ、ありがとう。
大阪発祥といわれる、今や節分の日に欠かせないイベント。


「恵方巻食おうぜ」


仲間のひと言で、近くのスーパーに揃って買いに行った。


すると…


巻物コーナーは横浜(のスーパーとか)では考えられない盛況ぶりだった。


今年の方角は「南南東」。


和歌山の方を望む感じで…


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丸かじった。


願い事ねぇ…


ここは、“あえて”とにかくほお張ることに集中したよ(笑)


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本当は手作りの恵方巻ロールとか食べたい。


先日、健康診断があって…


身長は177.1センチだった。


もうさすがに「これ以上は伸びない」、つまり「生涯最高身長」だと思う。


それでも、小学校から中学校へと上がるとき(149センチ)からは大分伸びたんだなって、何だか感慨深くなった。


これでも、英国の大学でゼミ生みたいな所属してるときは、グループで最も背が高かったりもしたことあったんだよ。


たまたまクラスメイトのオランダ人が小さかっただけか(笑)


あ…


何だか急に願い事をしたくなってきた。
ここ何週間か、ずっと行きたかったカフェに行ってきた。


天満橋にある【喫茶 星霜】というところ。


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写真で何点か店内の様子や料理を見て、とても惹かれるものがあった。


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人通りも車だって、それなりに通る場所なのに…


ひとたびドアを開けて中に入れば、そこは世間から隔絶されたような空間となる。


自分にとってシンプルながらお洒落な雰囲気って、必ずといっていいほど本棚がある。


郷愁を誘うような空気感が漂ってる。


どこか北欧の郊外に来たような…


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<星霜ブレンドB>は結構苦味が少なく、とてもスッキリとした味。


ミルクやお砂糖も置いておいてもらったけれど、まったく使わなかった。


あくの強いタイプではないので、ケーキよりもサンドイッチやパニーニにもってこいだと思う。


そしてそして、ひと目見て惚れ惚れしてしまったのが…


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<ミニトマトのオープンサンド>だった。


瑞々しい赤とでも表現すべき、とても活力を感じる見た目とは裏腹に感じるのは…


まどろみの優しさ、そして和やかさ、心地よさ。


何だか睡眠のエッセンスみたい。


ミニトマトの甘酸っぱさがマスタードのソファに寝そべっている。


運よく窓側のテーブルにつけたことを幸運に思う。


季節を紛うような温かい日差しを浴び、トマトがその甘さを一層強めていくように…


カリカリと音を立てるブレッドに染み込み、全体がひとつの芸術に姿を変えるのを感じた。


本当に美味しい、自分としてはこれこそ「理想のサンド」だと思えた。


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すごくファンになってしまった。


寮からは遠いけれど…


またこのひとときを求めに来るだろう。


今度は暗くなってから、もいいな。


どちらかといえば…


静かにコーヒーの味を、そして色んな思考を巡らしたいタイプのカフェであって欲しいと思った。


あまり女子会(笑)なんかに使って欲しくはない、みたいなね。


言いかえるなら…


こういうお店をもちたいなって本気で思えたこと。


この世界のどこかでカフェをオープンできたのなら、きっとこういうスペースを思い出すことだろう。