グアンファシン塩酸塩 製造販売承認取得 2017/3/30 | Last will and tastament 「私の遺書」解らないことを分かりやすく

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空想家な私が死を迎える前における遺書としてのブログです。
 知的好奇心のみが私が未だ生きている理由であり、それらがアウトプットされる場面を空想しながら書いています。
 余命に予断が許されず、文章の保管場所としてブログを書いています。
 

 

シャイアー・ジャパン株式会社、塩野義製薬株式会社からのプレスリリースです。

 

www.shionogi.co.jp/company/news/2017/qdv9fu0000014v29-att/170330_1.pdf

 

 

一昨日、「インチュニブ錠 1mg、3mg」が販売認可されました。

 グアンファシン(guanfacine)は薬理学的にはシナプス前α₂受容体作動薬で、交感神経系統を抑制して血管の拡張を起こさせるようです。血管を拡張させることから血圧を下げるお薬という側面もあります。

 なお、インチュニブはグアンファシン製剤の延長放出型(extended-release)です。

 グアンファシンは2005年に販売が中止されていたのですが、メチルフェニデートの延長放出型であるコンサータと同様に復活しました。

 ADHDの薬は、例えば日本イーライリリー社のストラテラは近年の売上額が倍増しているため、その対抗馬としての発売でしょうか。一度発売禁止になった薬物を延長放出型として再度発売するという手法は製薬業界では一般的なことなのでしょうか。

 いくら薬理学を紐解いてみても、延長放出型にすることによって安全になるとは解釈できませんでした。私にはその論理は理解できません。

 

 なお、グアンファシンにも服薬中止後2~4日で中止後症候群が起こると海外の研究では確認されています。中止後症候群とは聞きなれない訳語ですが、複数の離脱症状がまとまって現出するので「症候群」とついているようです。

 

 グアンファシンの薬理作用は「鎮静」です。そのためベンゾジアゼピン系のような中枢神経抑制薬と併用することで、さらなる鎮静効果が得られる可能性が高くなります。

 

 

 さて、毎年4月2日~8日は「発達障害啓発週間」とのことです。

 インチュニブを販売する塩野義製薬会社は大阪府と提携してますので、この啓発週間にもシンポジウムを共催します。

 新薬の認可→自治体と共同で啓発シンポジウムという販売戦略としては素晴らしいタイミングです。このタイミングが恣意的なものがどうかを知る術はありませんが、いろいろと疑いたくはなります。

 当然ながらシンポジウムには発達障害治療の専門家も招かれ、謝礼も支払われるのではないでしょうか。講演料という名目で謝礼金を動かせる絶好の機会でもあります。

 こうした素晴らしいタイミングを実現できる人たちが、仕事ができる人間として、有能な社会人として尊敬されているのには違和感しか感じません。