やっと再UP完了(´ε`;)…もう同じ過ちは繰り返さなぃzo!!


この文は結構好きなんだ。
読んで「プッ」ってなったり、ニヤけちゃうから。

ではどうぞ。













剣の話だ


斎藤だ。千鶴が道場稽古に興味を持っていたことを思い出した。
ので、さっそく今朝の道場の様子を伝えようと思う。

最近、総司の剣が冴えている。目を離すと木刀で人を叩き殺しそうだ。
普段なら果敢に挑んでいく平助も、今回は遠巻きに眺めているくらいだ。おそらく、例のウワサの件が尾を引いているのだろう。
だが、左之が止めないので俺も放置している。あいつらも子供ではない。そのうち勝手に落ち着くだろう。

というわけで、総司の相手は今、徹底して新八さん任せだ。あの人も腕が立つから、見ごたえのある勝負になる。その新八さんでさえ生傷が耐えない様子だから、今の総司に平隊士たちの稽古をつけさせると命に関わりそうだ。

俺もたまに総司の相手をする。真剣で居合いを使えるなら、まだ勝率が上がるのだが……。口惜しいものだ。

俺たちが剣を交えると、お互い、つい本気を出しすぎるようだ。あまり熱が入りすぎると、どこからともなく副長が現れて、俺たちを拳で殴りつけて去って行く。
あれは何故か回避できない。稽古中は当然、気を緩めず集中しているし、そうそう隙などあるはずもない。なのに避けられない。

それこそ副長の強さの秘訣というものだろうか。もしかすると石田散薬の効能の一種なのかもしれない。……うむ、ありえるな。

ともあれ、こんな感じだ。
そのうち道場まで見に来るといい。

斎藤 一



さぁ~大好きな彼の声で読んでみょう。
よっちんで桜













話したいことありすぎ


……平助だけど。おまえの顔見ると黙っちゃいそうだから、今は【文】にするな。

まず、茶の話。

あれ、本当にごめん。なんか、オレが騒ぎすぎたのが一番まずかったんだと思う。変なウワサまで立っちゃったし、結局、そのせいで茶しにくくなっちまったよな。

近藤さんは笑って、気にするなって言ってくれてるんだけど、総司がまだ根に持ってるみたいでさ……。千鶴にもみんなにも、悪かったなって思ってる。
もうちょっといろいろ落ち着いたらさ、改めて、何かできるといいよな。みんなが納得する方法、取れたらいいと思う。

次、山南さんの話。

……千鶴、あの人に何かされてないか?
あ、いや、変な意味じゃねえよ。ただ、最近、山南さんがおまえの部屋のほう見て、ぼーっとしてること多いような気がするんだよな。

別に、人目を忍んで会いに行くってわけじゃないみたいだし、ほんと見てるだけなんだけど……。それが逆に気になってさ。
山南さんは何考えてっかわかんねーとこあるし、もし困ってるんだったら言ってくれよな。オレ、なんとかできるように頑張るから。

他、稽古のこととか、巡察のこととか、たくさん話したいことあるんだけど。
【文】、長くなりすぎちまうから、今日はここまでな。

今度、千鶴の部屋に遊びに行くから、続きはそんときにしようぜ!


藤堂 平助


どうもね、ウチのダァには山南サンの声が心臓に悪いみたぃ。
夜中に、こっちょりやってるとね…

「お願いだからヘッドフォン付けようね」って言われます。

おかしいなぁ。リビングと寝室離れてるのにね。


早速文にいきますね。
呼び名は雪村君に変えてます。








夜分に失礼します


突然の手紙、申し訳ありません。
山南敬助です。

こんな夜に訪ねていくと、君を萎縮させてしまう気がしたものですから、今宵は【文】をしたためてみようと思います。
女性に宛てる【文】といえば、普通は恋文かとも思うのですが、色艶めいた言葉を並べては、君にますます警戒されてしまいそうですね。難しいものです。

私の気のせいならば良いのですが……。
雪村君。何か悩み事がおありですか?

どうにも顔色が優れなかったように思います。私が相手で構わないのでしたら、いつでも相談に乗りますよ。代わりに、私の悩みも聞いていただければうれしく思います。羅刹や鬼について少し、ね。どうですか?
雪村君が少し手を貸してくれるだけで、私はきっと、とても救われるのですが……。

……まあ、この心配も杞憂に終わるかもしれませんね。私は君の表情に影を見い出したわけではなく、理由をつけて君に関わろうとしただけなのかもしれません。

悩みのあるなしに関わらず、いずれ、ゆっくりと話せる日が来ればうれしく思います。ですが、おそらく互いのためには、そのような機会などないほうが良いのでしょう。

さて、そろそろお休みの時間でしょうか。
雪村君は、どうか良い夢を見られますよう。

山南 敬助