やっと再UP完了(´ε`;)…もう同じ過ちは繰り返さなぃzo!!


この文は結構好きなんだ。
読んで「プッ」ってなったり、ニヤけちゃうから。

ではどうぞ。













剣の話だ


斎藤だ。千鶴が道場稽古に興味を持っていたことを思い出した。
ので、さっそく今朝の道場の様子を伝えようと思う。

最近、総司の剣が冴えている。目を離すと木刀で人を叩き殺しそうだ。
普段なら果敢に挑んでいく平助も、今回は遠巻きに眺めているくらいだ。おそらく、例のウワサの件が尾を引いているのだろう。
だが、左之が止めないので俺も放置している。あいつらも子供ではない。そのうち勝手に落ち着くだろう。

というわけで、総司の相手は今、徹底して新八さん任せだ。あの人も腕が立つから、見ごたえのある勝負になる。その新八さんでさえ生傷が耐えない様子だから、今の総司に平隊士たちの稽古をつけさせると命に関わりそうだ。

俺もたまに総司の相手をする。真剣で居合いを使えるなら、まだ勝率が上がるのだが……。口惜しいものだ。

俺たちが剣を交えると、お互い、つい本気を出しすぎるようだ。あまり熱が入りすぎると、どこからともなく副長が現れて、俺たちを拳で殴りつけて去って行く。
あれは何故か回避できない。稽古中は当然、気を緩めず集中しているし、そうそう隙などあるはずもない。なのに避けられない。

それこそ副長の強さの秘訣というものだろうか。もしかすると石田散薬の効能の一種なのかもしれない。……うむ、ありえるな。

ともあれ、こんな感じだ。
そのうち道場まで見に来るといい。

斎藤 一