第4章~交錯10~ | Georgeのゆーとぴあ1

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連載淫猥小説『朝焼けのGeorge』は不定期更新です。
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姉妹ストーリー『Members of Site』ほかは http://blog.livedoor.jp/undertaker2005/ です。

朋子との出会いは出会い系サイトだった。
達也の妻だと知ったのは偶然だった。
達也が結婚していたことさえ知らされていなかった丈二は、驚くよりもむしろ『天の配剤』に感謝した。
丈二との不倫関係を達也に知られたことが、達也夫婦の離婚の引金になった。
達也の方も、朋子以上に遊んでおり、人のことは言えない立場だった。
朋子は未だに丈二が達也の弟だと気付いていないらしい。
遊び相手は丈二だけではないらしく、たまにホテルから出てくる朋子を見かけたりする。
いつものBMWではなく、コンパクトカーに乗っている姿は何だか可笑しかった。
最初の頃こそ他人行儀だった2人は、身体のフィット感がお互いに良かったのか、定期的に会うようになり、身体の関係を重ねていた。現在も。
お互いに相手のことを詮索しないのが嬉しく、今では互いのマンションを訪問し合うほどだ。
達也の弟だということをいつ打ち明けようか…。目下の問題はそれだった。
朋子が丈二の部屋に泊まったある日、朋子が帰ったあとの丈二の部屋を同フロアに住む刑事、藤堂が訪ねた。
挨拶程度しかしたことがなかったが、今日はやけに気さくだ。
仕事の忙しさの話、マンションの設備への不満から丈二の仕事の話と雑談が続いていたが、
「ところで、出会い系サイトって知ってますか?」といきなり本題とおぼしき内容になった。
「ええ、知ってますし、使ったことありますけど?」
正直に答える。
「○×●ってサイトは?」
丈二が以前使って、役に立たないと思ったサイトのことを聞かれた。
「登録したことはありますが、あそこはサクラが多くて役に立ちませんでしたよ。でも何故?」
「今携わっている捜査のことでとしか言えませんが、そのサイトの中で『あゆみ』ってハンドルネームの女性を知りませんか?」
「いや、記憶にないです。もうアクセスもしてないので、検索もできないし…」
「いやいや、サイト自体はもうありません。というか、別の名前になってます」
出会い系の業界ではよくある話らしい。
男から金をむしり取るだけ取ると、別名のサイトを立ち上げて、また同じことをする。
電話番号や実名を絶対に記入せずに利用している丈二には縁が無いが、架空請求や脅迫まがいのメールや電話が頻繁にかかることもあるという。
そんな中で起きた事件とは?
丈二は特別興味を引かれた。
「実は…」藤堂の離してくれた事件は丈二の身の上にいつ起きてもおかしくないようなものだった。
恐喝と殺人未遂。
被害者の話から、サイト利用者に容疑者が絞られ、携帯電話のアクセス記録からサイトを調査、
被害者と関係のあった相手をリストアップし尾行をしているうち、丈二の姿が度々目撃されたという。
丈二の顔に見覚えのあった藤堂は、署には秘密で丈二の家を訪れたという。
「何かヒントはありませんか?どうやらサイト利用はベテランのようだし、アドバイスしてください」
そういうことか。丈二は半信半疑ながら、藤堂に協力することを約束した。
ただ、藤堂の妻の浮気については口を噤む決心もした。
今日は3Pの日でもある。
準備もあるので、藤堂には本気で協力することを約束し、買出しに出た。
ショッピングセンターで手頃な大きさの野菜類、ホームセンターで薄いゴム手袋などを買い込む。
「こんなもの何に使うんだ?」
舞と楓から渡されたメモを手にホームセンターの通路を歩き回りながら、丈二は思案した。
「これを使ってするプレイには、ちょっぴり興味をそそられるな」
ついでにロープとロウソクまで買って、約束のホテルを目指した。

※サイドストーリーはhttp://blog.livedoor.jp/undertaker2005/です。