シリアナ (2005年) | 大手町映画館

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ジョージ・クルーニー主演、製作総指揮

石油産出国だった架空の国シリアナで、シリアナ王族やアメリカ企業など利権争いの陰謀を描いた群像劇。

体重を14kg増量して役に挑んだジョージ・クルーニーは、これでアカデミーとGグローブの助演男優賞を受賞。
このころのアカデミーは、身体つきをかえて役に挑むというのが好まれてた感じ。


ジョージ・クルーニーは自分が製作や監督やると、こういうゴリゴリで武骨な物語ばっかり作る。

この映画はスティーブン・ソダーバーグも製作に携わっているから、なおさらゴリゴリ。


群像劇だから、登場人物が多くてストーリーがとっ散らかる可能性が多いのだけれども、この映画も例外ではない。
つーか、とっ散らかりすぎて、収拾ついてない感じ。
架空の国だから地名にピンとこない。またその説明も一切ない。
専門用語が多すぎて、普通の人には全く理解できない。またその説明も一切ない。
マット・デイモンが出演してるんだけれども、仕事がよくわからない。またその説明も一切ない。
マット・デイモンだけでなく、出てくる人物の仕事もよくわからない。またその説明も一切ない。
終盤になって主要人物が初登場しても、どこの誰だかわからない。またその説明も一切ない。

中東とアメリカの石油事情が少しでもわかってないと、この映画は置いてかれる。

元CIAの暴露小説が元になってるらしいから、実はかなりスレスレの内容なんだと思う。
石油枯渇、シェールガス、自爆テロ、似たような事例が多いことから、あながち完全なフィクションではないのだろうと…


どこかの石油産出国がモデルになっているんだろうけど、それっぽい映像が見てとれる。
何もない砂漠なのに、アスファルトの道路だけがしっかり整備されて敷いてあったり、ガレキとか散乱してる郊外で遊ぶ労働者の向こうに超高層ビルが立ち並んでいてみたり…

その国も、こんな陰謀が渦巻いている…

なんてね。