スタンドアップ (2005年) | 大手町映画館

大手町映画館

どんなにつまらぬ映画にも 必ず光る何かがある
その光こそが 日本の映画界には無い
ハリウッドの映画づくりに対する情熱
ハリウッドの情熱に触れるコトができれば 心が自然と豊かになる

シャーリーズ・セロン主演。

1988年に実際に起こった世界初のセクハラ訴訟。

夫のDVに耐えかね、家を出て故郷へ帰り、稼げるということで男ばかりの炭鉱で働き出す肝っ玉母さんのお話。


素行の悪かった娘が同じ炭鉱で働くのをあからさまに怪訝な顔をする父。なんとか家に帰るよう説得する母。政府のお達しとはいえ、自分たちの仕事を取られた腹いせに、どんどんエスカレートするセクハラを繰り返す炭鉱の男ども。それに何も言えず働き続ける女性社員たち。
かなり衝撃的な内容。


モンスター】から2年しか経っていないのに、カラダはすっかり元通り。シャーリーズ・セロンは、つくづく根性のある女優だと思う…。怒りと悲しみと困惑の表情の変化が素晴らしく巧い。

唯一の味方が、この炭鉱へ誘い入れた友人夫婦。カラダを壊し炭鉱で働けなくなった夫ショーン・ビーン、女性組合長として断固闘い続ける妻フランシス・マクドーマンド。この二人といるシーンは緊迫する物語の中で、安らかなときを与えてくれる。優しい目がとにかく印象的。

卑しい同僚にジェイミー・レナー。最近では正義の味方系の役が多いけど、自分にはどうしても悪人顔に見えるため、この役は合っていると思う。しっかりイライラさせてくれた。

重要な役どころの弁護士にウッディ・ハレルソン。彼も悪人顔なんだよなぁ。ホッケーシーンと法廷シーンに、もっと××が欲しいところ。


面白い面白くない以前に、扱っている題材が題材で映像もかなりショッキングだったけれども、こんな事実を知っておいてよかったと思う。

最後に、原題が【North Country(北国)】なんだけれども、この邦題には感服。