バーン・アフター・リーディング (2008年) | 大手町映画館

大手町映画館

どんなにつまらぬ映画にも 必ず光る何かがある
その光こそが 日本の映画界には無い
ハリウッドの映画づくりに対する情熱
ハリウッドの情熱に触れるコトができれば 心が自然と豊かになる

コーエン兄弟による、【ノーカントリー】でアカデミー作品賞・監督賞・脚色賞と3冠を獲得し、すぐ次に公開された、おバカなおバカなブラック・コメディ。

コーエン兄弟が出演者を決め、その出演者の配役をイメージし、あとから脚本を書いたという完全オリジナル作品。
出演者に、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、フランシス・マクドーマンド、ジョン・マルコヴィッチと、大物ばかり。
「この役者には、こんな役が似合う。」
と決めたのは、
ジョージ・クルーニー:出会い系サイトにハマる元官僚の連邦保安官。
ブラッド・ピット:筋肉バカ。
フランシス・マクドーマンド:美容整形オタク。
ジョン・マルコヴィッチ:アル中が原因でクビになった元CIA。

まあ、バカばっかり(笑)


クビになったCIAへの腹いせに暴露本を書き、ひょんなことからその原稿を手に入れ国家機密と勘違いして美容整形の足しに金を強請ろうとし、ロシア国家まで巻き込む事態へと発展していく。
脚本はこんな感じ。


こんな突拍子もないことを思いつくコーエン兄弟と、それを真剣に演じる大物たちに、ハリウッドの情熱を感じる。


特にブラッド・ピットが面白い。真剣な話をしている途中なのに、iPodを聴きながらいきなり踊りだすシーンは、この映画のベストシーン。マルコヴィッチとのクルマの中にシーンも笑えた。
毎日走ってる割には、どうもセカセカした走りをしているジョージ・クルーニーや、整形外科のサイトを大真面目な顔してみんなに説明しているフランシス、この二人の地下のあのシーン、まあ笑わせてもらえた。


笑いはブラックだけど上映時間は一時間半とライトなので、どんな人にもオススメできる映画。