ブーリン家の姉妹 (2008年) | 大手町映画館

大手町映画館

どんなにつまらぬ映画にも 必ず光る何かがある
その光こそが 日本の映画界には無い
ハリウッドの映画づくりに対する情熱
ハリウッドの情熱に触れるコトができれば 心が自然と豊かになる

イギリスの宗教って知っていますか?

イギリス人は、『イングランド国教会(こっきょうかい)』という宗教を持っている。
元はキリスト教なのだが、政治的問題で16世紀に分裂し、独立した宗教となっている。

その政治的問題を描いた伝記。


問題とは『離婚』である。
本来キリスト教には、離婚という概念がない。最近はご存知の通り認められてるが、16世紀という昔では、大変な、というか、ありえない話なのである。

当時、キリスト教だったイギリス。
「妻が子供を産めない体なので新しい妻を娶りたいが、結婚破棄はご法度。さて、どうしたものか。」
こう考えたのが、誰であろう国王ヘンリー8世なのだ。
イングランド国王ヘンリー8世と、ローマ教皇庁とが離婚を巡って対立し、のちには独立してしまって今に至るという実話。

そう、かのイギリスの宗教改革は、国王の下半身に寄って変えられたのである。



ヘンリー8世(エリック・バナ)は新しい妻に、平民であるアン(ナタリー・ポートマン)を選ぶが、妹メアリー(スカーレット・ヨハンソン)とも関係を持ち、メアリーは妊娠する…。

もう国王が情けないのなんのって。史実では王室史上最高のインテリとされているが、この映画の描き方は、もうどうしようもない絶倫男。エリック・バナの色気を持ってして、それが良く表現されている。

ナタリー・ポートマンは得意のしかめっ面がご愛敬。イライラしてる役やらしたら1,2を争う女優でしょう。

スカーレット・ヨハンソンも、得意の天然系キョトン顔が巧すぎる。


ストーリーは実話なので淡々と進むが、出演陣の表情を堪能できる映画。
それと、衣装が素晴らしい。奇抜で煌びやか、忘れられない映画衣装の一つ。