山の中の小さな村で、「掟」を破った父親の失踪を追う17歳の少女。
その村はほとんど親戚で、非情な大人ばかり。
病気の母、幼い妹と弟、家族を守るため、たった一人で立ち向かっていく少女。
アメリカの「闇」が描かれている衝撃作。
想像力がかき立てられるシブイ映画。
淡々と流れていくがかなり重厚で、ドロドロのストーリー。
映像は常に冬で、太陽の光すら感じられない。
登場人物は無表情。
はたしてこんな映画が評価されるのかというと、少女役のジェニファー・ローレンスが全て。
いかにも評論家受けする内容の中で、ジェニファーはこの映画で様々な賞を受賞する。
決して美人の顔つきではないが、存在感が半端でない。かなりハードボイルド。
やっぱり表情は無表情で進んでいくのだが、観終わってもジェニファーの顔は忘れないでしょう。
伯父さん役の俳優があまり有名でないんだけれども、かなりシブくなっていた。(むかし【フロム・ダスク・ティル・ドーン】という大好きな映画で、酒屋のあんちゃん役をやっていた。映画開始から10分で殺されちゃうんだけど、あらゆる映画シーンの中で、ベスト3に入るシーン。)
何も知らず、無邪気に遊びまわる妹と弟が、この映画唯一の光。