汚れた空、くすんだ空気・・・あぁ、日常に変化を!
と叫んだころには自然と足が御茶ノ水駅に向かっていた。
八王子の山から下りてくると、ダウンタウンも都会だ。
僅かな人ごみにも躊躇する。
交差点をわたってDISC UNIONのクラシック館に足を延ばした。
友達に薦められた漫画「のだめカンタービレ」を見て、クラシックに興味を持ったからだ。
店内を見回すと真剣な顔でCDを探す人たちで賑わっていた。
クラシック素人な僕はやはりどこか浮いていただろう。
協奏曲の棚をボーっと見ながら店内を歩きまわった。
ピアノは聴きたくなくて、管弦楽がいいなぁって基準で探していた。
しかし「コレは!」というのが見つからない。
チャイコフスキーはきっと知らずのうちに聞いてるパターンが多いのでパス。
モーツァルトを聞いてみたいけど、不思議とピアノ協奏曲しか見つからない(節穴)。
そんなことを考えているうちに、妹に頼んで借りてもらったほうが早いか、と思い始め僕は店を後にした。
しかし既に音楽モードに入ってたのでこのまま帰る気にもなれない。
普段聴かない音楽が聴きたい。
そこで今度はDISC UNIONのジャズ館に行くことにした。
雑居ビルの狭い階段を昇る。
店にはいるとピアノの爽快なメロディーが入ってきた。
あ、ジャズいいな。
一枚買って帰ろう。その瞬間にそう決めた。
さて何を選ぶか。はっきり言ってチンプンカンプンである。よく来たもんだ。
まぁ、中古だからジャケ買いでもいいかと覚悟して選んだのが2枚
◆ ハービー・ハンコック SPEAK LIKE A CHILD
◆ スティーブ・キューン MOSTLY BALLADS AND MORE
しかし、予算は1枚分しかない。
どちらにするか・・・。
そこでキューンの怪しい顔(失礼)を信じて今回はキューンを選択した。
(というかジャズにはまったらSPEAK LIKE A CHILDはどうせいつか買う気がした。)
さっそく家に帰って聴いてみる。
・・・・・
・・・・・イイ!!イイね!
Yesterday's Gardeiansが特に気に入った。カッコイイ。甘い曲が多いけど。
キューンのTRANSの方とも迷ったんだ、次回TRANSも購入しよう。
あとウエザーリポートも聴いてみたい。
ジャズにはまりそうな、そんな予感。
のだめカンタービレ
STEVE KUHN