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~日々の考察~

フィギュアスケートについて

GPシリーズ第一戦、アメリカ大会が終わりました。(★日程

宇野昌磨選手、シニアデビュー戦で2位という史上初の快挙を成し遂げました。

男子のピークは女子よりも年齢が上になります。

シニアデビュー戦で表彰台に乗ること自体珍しいみたい。


さて、今回はアメリカ大会の男子の結果について書きます。


*****

<GPアメリカ大会 男子>

1位:マックス・アーロン(アメリカ) 258.95点

2位:宇野昌磨            257.43点

3位:ジェイソン・ブラウン(アメリカ)238.47点

   :               :

9位:デニス・テン(カザフスタン)  201.52点

10位:無良崇人           200.83点

*****


1位は地元アメリカのマックス・アーロン選手でした。

グランプリシリーズ初優勝です。


2位は、宇野昌磨選手でした。

おしかった!1位との差はわずか1.5点ほど。

フリーでは1位の得点でした。

ショートの4回転で転倒したのが悔やまれます。

次の試合では優勝を飾ってほしいです。


3位は地元アメリカのジェイソン・ブラウン選手


そして、デニス・テン選手、調子悪かったのでしょうか?

表彰台どころか9位/12人中という結果でした。


それでは宇野昌磨選手の実際のプロトコル(採点表)を載せます。



*** 1位:宇野昌磨     257.43点



UNO'15-'16GP1


4Tをショート、フリーで3回組み込んでいます。

今や男子は4回転が要となっています。


また、フリーでは2A+1Lo+3Fという、連続ジャンプの最後にフリップジャンプを付けています。

非常に珍しい組み合わせのようです。

確かに、連続ジャンプの最後はトゥループやループを付けることが多いですね。


ショートでは4Tが転倒となり、加点が4点も引かれてしまいました。。。

昨シーズンでしたら、マイナス3点だったのに。

でも、回り切ってからでよかった。基礎点はキープです。


フリーでは、4回転の着氷が少し不安定で、加点も微妙にマイナスでした。


しかし、それ以外は素晴らしかった。

またジャパンオープンのような演技を見せてほしいです。







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GPシリーズ第一戦、アメリカ大会が終わりました。(★日程

宇野昌磨選手、シニアデビュー戦で2位という史上初の快挙を成し遂げました。

男子のピークは女子よりも年齢が上になります。

シニアデビュー戦で表彰台に乗ること自体珍しいみたい。


さて、今回はアメリカ大会の女子の結果について書きます。


*****

<GPアメリカ大会 女子>

1位:エフゲニア・メドベデワ(ロシア) 206.01点

2位:グレイシー・ゴールド(アメリカ) 202.80点

3位:宮原知子              188.07点

   :               :

6位:リプニツカヤ(ロシア)       170.63点


*****


1位はロシアの新星、エフゲニア・メドベデワ選手でした。

点数は206.01点!!初戦から高得点でました。


若干15歳で、今シーズンからシニアデビューした選手です。

練習では3連続3回転も飛んでいたそうで、ジャンプが得意な選手です。

また、ジャンプで手を上げながら飛ぶ工夫もしていて、加点も付きそうです。

浅田真央選手もやっていましたね。


ただ、Lz(キムヨナ選手が得意なジャンプ)が苦手なのか、

昨シーズンではLzにエッジエラー(e)や(!)も取られていましたが、

今回は取られていません。


2位はグレイシーゴールド選手

地元アメリカだけあって、調子もよかったようです。

(前回のジャパンオープンは調子悪かったですが)


そして3位が宮原選手

ちょっとジャンプで慎重だった印象です。

フリップジャンプでは、回転不足(<)の上、エッジ判定(!)を取られ、

点数が思うように伸びなかったのが残念です。。ルール厳しい。


そして、リプニツカヤ選手はジャンプのミスが目立ち、6位でした。

スピンはやはりきれいでした。




それでは順に実際のプロトコル(採点表)を載せていきます。



*** 1位:エフゲニア・メドベデワ(ロシア) 206.01点



MEDVEDEVA'15-'16GP1

すごいですね、ショートのジャンプは全て後半で組み込み、

フリーでも5つも後半に組み込んでいます。


Lzはエッジエラーのリスクがあるからか、3F+3Tを得点源としています。


フリーの2Aで転倒してしまいましたが、後半の基礎点1.1倍であったこと、

また、回り切ってからだったので

思ったより点は入りました。

ミスがなければ、3~4点上がるでしょう。

この選手、140点台に乗るポテンシャルを持っていそうです。




*** 2位:グレイシー・ゴールド(アメリカ) 202.80点


GOLD'15-'16GP1


得点源の3Lz+3Tの加点は高いです。


ショートでは3Fが飛べないミス。(点数0です)

フリーは、3Sが2Sになるミスがありました。


しかし、演技構成点は一番高かったです。

またフリーは1位になる点で、総合は2位でした。

200点超えです。



*** 3位:宮原知子  188.07点



MIYAHARA'15-'16GP1

3Fや3Lzの点は、回転不足(<)を取られたため、たった2点台しかなりませんでした。

また、3F(フリップ)で!マークもついたため、加点に影響がありました。


回転不足で基礎点3割カット+再び、回転不足、や!マークによるGOEの減点。。。


引かれすぎですよ。。。






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今回はルッツジャンプ(単独)に「e」マークがついたときの得点について、

採点ルールを考察します。


このジャンプはエッジ系のジャンプのため、エッジエラー(エッジ違反)を取られるか

取られないかで、GOEの付き方が変わってきます。

この傾向は選手によって異なります。

(キムヨナ選手の得意なジャンプ。浅田真央選手は苦手でエッジ違反取られます。)


※素人の調査なので、内容に間違えを含む場合がございます。悪しからず。

またご指摘いただければ幸いです。


*****


まず、エッジ違反って?


ジャンプの点数は下記の式で決まります。

ジャンプの点数=基礎点+GOE(俗に言う、加点、出来栄え点)


ここで、ルッツ、フリップジャンプの2種類は、エッジ系ジャンプと言われ、

踏み切るときのエッジの傾き(インorアウト)が正しくなければ、厳しく減点されます。


しかも、ルールによると、程度により3つに分類されているようです。


15-16シーズンの場合、


 程度①:重度な踏み切り違反(e)

      →基礎点70%、GOE-2~-3


 程度②:不明確な踏み切り(!)

      →GOE-1~-2


 程度③:不明確な踏み切り(マークなし)

      →GOE-1


程度①を見て気付かれましたか?

基礎点、GOEの両方で減点されるんです。

よく言われている二重減点ってやつですね。。


ちなみに、程度③は13-14シーズン新設されました。

個人的に「マークなし」なんだから減点しなくていいじゃん、と思います。

マークつかないからプロトコルみても分からないし。。



*****


エッジ違反系マーク(eや!)の基準は変わる?


ここ10年を振り返ると、ややこしいのがマークが度々変わっていること。

!マークが廃止されていたシーズンもありますし、かと思えば復活したり。

少しまとめてみました。

また、同じ程度の分類でも、その基準が微妙に変わったりしているかもしれません。


シーズン 06-07 07-08 08-09~ 10-11~ 14-15~
程度① :重度な踏み切り違反 なし e e e ※ e
程度② :不明確な踏み切り なし なし ! e ※ !
程度③ :不明確な踏み切り なし なし なし なし なし


※:同じマーク(e)のため、プロトコル上、程度①と程度②の区別が付きません

*****


結局、エッジ違反時、基礎点に対して何点の減点なのか?


*対象シーズン*

06-07シーズン~15-16シーズン


それではエッジ違反(e)を取られた時の点数をお見せします。

トリプルルッツ(3Lz)の場合の基礎点からの減点量の推移は下記の通り。(過去10年間)



3Lz採点ルール(エッジ違反)

縦軸にトリプルルッツの得点を、横軸にシーズンを表します。(過去10年間)


四角内の数値:基礎点からの減点量

背景の水色 :程度①の場合の点数範囲(基礎点より下回る)

背景の灰色 :程度②の場合の点数上限(基礎点上回る場合もあり) ←参考までに。


(注意)

ただし、10-11シーズンから13-14シーズン(ソチ五輪)までは、

程度①と程度②の区別が付きません(どちらもeマーク)。

よって、プロトコルにeマークがあった場合、水色の範囲とは限りません。灰色の範囲の場合もあります。


14-15シーズンでエッジ違反の厳格化により基礎点を70%(6点→4.2点)に落とすことにしました。

そして、今シーズン(15-16)、最終的なGOEのマイナス制約がなくなり、少し緩和されたようです。

基礎点を下げる、だとか、最終的なGOEのマイナス制約がない、だとか、分かりにくいです。


結局は、基礎点に対して何点マイナスになったのか?が問題なのです。

それを示したのが上の図なのです(水色部分)。



まとめます。


  ↓


エッジ違反(e)を取られた場合、3Lzの点数は


今シーズン(15-16シーズン)

eのみ:  2.1~4.9点(基礎点からの減点:-3.9~-1.1)


の範囲になります。



【追記】エッジ違反(e)と回転不足(<)の同時の場合も追加

また、エッジ違反(e)のみならず回転不足(<)も取られた場合、


今シーズン(15-16シーズン)

e+<:  1.5~4.3点(基礎点からの減点:-4.5~-1.7)


の範囲になります。



最高でも5点を切るって、3Lo(基礎点5.0)の基礎点以下です。

もうこうなったら3S(基礎点4.2)飛んで、GOEを+でもらった場合と変わりませんね。。


(実際は3Lzeで、4.9なんてほぼありえません。

GOE加点分+3を得て、そこからのeによる減点が入った場合なので。

通常3~4点くらいが多いでしょう。)


また、ソチ五輪以前と比較して、エッジ違反時にもらえる点数は減りました。厳しくなりました。


最後に、過去の3Lzのエッジ違反時の点数を載せます。

・06-07シーズン~09-10シーズン(バンクーバ五輪)

  最低3.0~最高5.0点(基礎点からの減点:-3.0~-1.0)


・10-11シーズン~13-14シーズン(ソチ五輪)

  最低3.9~最高5.3点(基礎点からの減点:-2.1~-0.7)


・14-15シーズン

  eのみ:最低2.1~最高3.5点(基礎点からの減点:-3.9~-2.5)

  e+<:最低1.5最高2.9点(基礎点からの減点:-4.5~-3.1)


・15-16シーズン(今シーズン)

  eのみ:最低2.1~最高4.9点(基礎点からの減点:-3.9~-1.1)

  e+<:最低1.5最高4.3点(基礎点からの減点:-4.5~-1.7)



また、過去に書いた3Lzの浅田真央選手やキムヨナ選手の得点は
こちらの記事をどうぞ。

【3Lz得点推移】キム選手はルール変更後も高得点を維持





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