人間は自由に行動しているように見えて
実は、定められた檻の中を泳がされているに過ぎない
俺たちが生きているこの現世界も檻の中。
会社も檻の中。
社会も檻の中。
そして「物理的な世界」とは別の
「私達が見ている概念的な世界」の中に
カーストという檻を作っていく。
檻には2種類ある
目に見える檻と目に見えない檻がある。
さっきの会社と社会で例えると
目に見える会社のという檻のなかに
社長、課長、係長…という目に見える階級を作り
その中に目に見えないカーストを作るのではないか。
目で見て認識している会社という檻と、目で認識できない社会という檻がある。
「メジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。 せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。
けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。 いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。
広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが 始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。」
これは一度はテレビで見たことのある、頭にハコフグの帽子をかぶった有名な東京海洋大学客員准教授が、いじめられている人に送った言葉の一部を抜粋したものである。
魚の世界ですら、体で体感した水槽という檻の中に閉じ込められただけで、差が生まれ迫害される。
学校ならば、体で体感した学校という檻の中に閉じ込められただけで、身分に差が生まれいじめが始まる。
しかも魚と違って、頭を使って幼稚で陰湿ないじめが始まる。
この世界のどこにいってもカーストから逃れることはできないだろう。
友人同士でも微妙なカーストが存在し、
仲間同士でもカーストが存在する。
でも、こういった友人や仲間の間のカーストはあってもいいと思う。
頼ることができる人、頼られる人がいること。
決してカーストが強要されないカーストがあるのは素晴らしいことであると思う。
カースト制度のメリット、いいところはここにあると思う。
しかし、カーストという概念は魚のように狭い水槽から抜け出しただけでは逃れられない。
一度カーストの存在に降れてしまえば、一生付きまとい、生涯を支配する。
俺はカーストという檻の中から抜け出したい。
カーストの上層部に行けばこんなに辛く、理不尽な待遇を受けず、支配する立場に行けるだろう。
しかし俺はそんなことは望んでいない。
俺はただ共存したいだけ。
カーストの上層にいる8割の人間は下層部の人間と深くか関わろうともせずに、勝手にイメージで決めつけて迫害に近い仕打ちをする。
あいつらは何がしたいんだろう。
自分の立場が追われるのを恐れているのだろうか。いや、ただただ自分よりも下層の人間が気にくわないんだろう。
俺はもしカーストの上層部に立つとしたら、残りの2割にあたる、分け隔てなくその人の価値を理解して深く関わってくれる人になりたい。
カーストの下層部にいて辛いのは、自分に対する仕打ちではなく
周りの人間に影響がでること。
自分だけならいいが、仲のいい人間に対して飛び火していくのは許せない。
本当に申し訳ない。
これは自分の力ではどうしようもない。
今に周りの人間は後悔するだろう。
嫌な思いをするだろう。
友達、または友達だと思っていることに引け目を感じる。
俺を人生のサイクルに数えさせてしまっていることに罪悪感を感じる。
もっといい友人関係を結べる人はそこら中に転がっているだろう。
俺は裏切られることに恐怖を覚えているのかもしれない。
それは相手を信じようともせずに、逃げている行為と一緒なのか
裏切られることに対して慣れているようで慣れていなかったらしい。
俺はカーストの檻から抜け出したい。
自分の立場を気にしながら生きていくことは非常に滑稽に見える。
そんなことを気にしながら生きていくのは疲れた。
誰にも頼れない、逃げ場を潰された。
逃げ場がない。
いや、ひとつある。
人間にしかできない人間だけの一番バカな行為。
「自殺」
どうせ俺がいなくなるところで何も変わらないだろう
でも自殺なんてしたくない
する勇気もないし、したいとも思わない。
しようとしたことはあるが思い出せない。
もっと早くカーストの存在に気づくべきだった。
そうすればカーストをコントロールできる力がついたかもしれない。
今は見極めることしかできないから。
そうすればカーストの上層部に近い存在にいることができただろう。
しかし、その上層部はきっと8割の権力の使い方をわかっていない、自分がなりたくない自分になっていたに違いない。
やはり抜け出す方法を探すしかないのか。
抜け出して何をするのか。
抜け出したところで周りも一緒に抜け出さないと意味がない。
またヌケヌケと自分から檻に戻るしかない。
目に見えない檻は忌み嫌われる存在だが、自分はそれにすがりつくしかない。
その檻の中で怯えて安心する自分がいる。
その檻の中で友達や仲間を作り、自分を証明する。
その檻の中で苦しみ、もがく自分がいる。
その檻から解放される時がくれば、それは
自分が本当に一人になった時
もしくは
死を迎えたときだろうね。
(`・_・)ゞ