平成16年9月1日(木) 勾留114日目
耳の具合が相変わらずおかしい。
「週刊ポスト」9月3日号には、「私が選んだ " 人間力 " を磨く本 BEST3」なる記事があり、見出しには「各界で活躍する20人」が「人間力を磨く名著を紹介」とある。
その顔ぶれは、大谷昭宏(ジャーナリスト)、河合隼雄(文化庁長官)、草野満代(ニュースキャスター)、幸田真音(作家)などといった、そうそうたる顔ぶれがならんでいる。
しかしここに、私の尊敬する北村庄吾の名前がないの はなぜだろう。
北村庄吾は週刊ポスト年金特集を20万部売り上げた男だし、幸田真音とも対談しているはずだ。
週ポスが北村庄吾に語らせない理由はないのである。
「荻原博子」は、「経済ジャーナリスト」として挙がっているというのに。
平成16年8月31日(火) 勾留113日目
ホームレスじじいがクソをしているときに、ドアを開けて押さえていたら、怒った。
課長が来て、「何でそんなことしちゃうわけ?」と言うので、「この房には少し笑いが足りないと思って・・・」と答えたら、「笑いが足りないって、ここに何しに来てるんだ!」と怒られた。
じじいは、天涯孤独の身の上らしい。
平成16年8月28日(土) 勾留110日目
メダリストの右側が一部欠けてしまったので、予備の2weekアキュビュートーリックに2枚とも替えた。
夜、21歳鉄筋工が入ってきた。
吉野家のレジを叩き壊したのだという。
平成16年8月24日(火) 勾留106日目
パーラメント残り4本 メンソール。
明日を含めて5日でなくなる。
○ちゃん(中国人)から手紙が来た。
【過去の過ちを振り返って】
ホームレスは被害者の死体検案の結果、容疑は晴れたようだが、暴行罪で起訴された。
某刑務所を昨年出所したばかりなので、執行猶予もない。
また刑務所に逆戻りだ。
【中国人からの手紙】
○ ○ ○ ○ :
手紙で久しぶりです。はがきがもう読みました。
ひげを全部そって、よかったね!
僕は拘置所には なれている中です。先週はここがすごく暑くて、夜が寝れないです、部屋が今まで5人います。3人が日本人、1人がバキスタン人(原文ママ)です。ふたりのわかい日本の人がときどき
しかたがない、公判まで反省して、早く判決の結果が出たいです。
ここで買える食べ物がけっこう多いです。キムチやパンとか缶とか、いっぱい種類があります。ラジオも朝から寝るまでずっとやっています。いい生活です。しかしたばこが吸えないです。うらやましいです。
毎日、日本人のおじいさんと日本語で会話して、日本語少しうまくなったと思います。ここは一週間は10冊ぐらいの小説など読めます。しかし、自由して選ぶことじゃなくて、職員からもらうのです。
線がないので(註:縁のことか)、Jacson の姿がずっと見えなかった。でも○○留置場にいたほかの外人を何回も見た。
土曜日、お父さん(註:保険金詐欺)の手紙を届いた、すごくうれしかった。これから、まじめに生きて行こうと思います。
○○さんも早く反省して、がんばってください。
それでは まだ!(ママ)
電話と住所もう一回教えて!
○ ○○
平成16年8月21日