
【続続】TENET テネット、結局観れば観るほど気になってしまう点をまとめる【ネタバレ】
映画『テネット』の話です。
前回の記事で疑問点はある程度解決されたのですが、それでも追加で気になってしまった点、言いたい点、をまとめてみました。
少し雑多ですが…↓
-
スタル「スク」だよね
いろんな解説やレビューを見てるとスタルクスと書いてる方をよく見ますけど、「Stalsk(スタルスク)」、ですよね。ロシアの地名を見てると、最後が「スク」で終わる名前がよくあります。
-
オペラハウスのクロークの番号、もしかして241?
違うかなぁ…主人公がクロークの番号を探しているシーン、一瞬しか映らないんですけど200番台だったような気がするので、小ネタとして潜入CIAスパイが預けたクローク番号が241っていうこともあり得るかな、、とか思っています。(細かすぎる)
-
任務中はお酒を飲まないという主義の名もなき男、初対面時のプリヤとの乾杯は何を飲んだのかな?
プリヤ「サンジェイ、お客様にお飲み物をお出しして」
サンジェイ「へい、生中、お待ち!」
名もなき男「すまん…ダイエット・コークはあるか?」
サンジェイ「…へ?」
みたいなことになってたんでしょうか笑
-
主人公とキャットが食事をするレストランは、セイターが経営するレストラン?
でも、一般客もいたのに大丈夫なのかな…笑 一般客もサクラだったら凄いよセイター。
-
セイターが年に何度もオスロのフリーポートに行ってるのは、ゴヤの絵のためではなくて、回転ドアで未来から送られてきた物資を順行に切り替える作業のためだったのかな?
-
ROTAS社とは一体何だったのか…?
貸倉庫の一番奥の「図面にも載っていない部屋」が、左右対称になった回転ドアの部屋なので、ただの一般客のためにROTAS社はそこまでしないですよね。
だとしたら、フリーポートに「顧客(=ニール)」を紹介したのはキャットなので、セイターとROTAS社が繋がっているなら、セイター的には未来が見えなくてもある程度危険を予測できていたかも知れませんね。
-
オスロのフリーポート内で回転ドアがある部屋の入り口に、赤色と青色のプレートみたいのが貼ってあった。
タリンのフリーポートでは部屋の照明の色で識別していましたね。逆行と順行を間違ったら大変ですから、それぞれ工夫をして間違えないようにしてるわけですね。
-
ノルウェーとインドめっちゃ往復しすぎ…笑
主人公、大変だったなあ…。
ちなみにプリヤ姐さんも、のちにムンバイからオスロまで呼び出されてましたね笑
-
カーチェイスシーンあたりからのセイターの動き
主人公尋問シーンで逆行したセイターが、逆行弾で撃たれたキャットを連れて車に移動
↓
間一髪ブレーキを踏んだアウディからキャットを連れ出す
↓
プルトニウム箱を受け取って別の車に乗り込む
↓
主人公からプルトニウム箱を受け取る
↓
高速道路でキャットを連行しながらアウディで激走、主人公と並走
↓
逆行主人公の車が横転
↓
最後のアルゴリズムの部品を奪う
↓
逆行主人公の車に火をつける
↓
そのまま「14日」まで逆行する
↓
「14日」で順行に切り替えてベトナムの船にヘリで戻る
↓
逆行から来たキャットに銃殺される。
って流れ?????
その場合、順行セイターはフリーポートでの尋問の間、様子を見ながら尋問が終わるころを見計らってレッドルームに入ったってことでしょうか。
-
プリヤがアルゴリズムを完成させたかったモチベーションが分からない。
-
最終決戦時、ニールが扉の鍵を閉めた理由は?
時系列を整理し直す必要がありますね。
おまけに、ラストシーンでニールが「鍵を開けるために」逆行に向かうのですが、一緒に行ったアイブスはニールが扉を閉めて盾になることを知ってるんですよね?
「鍵を開ける」と思ってるのは、何も知らないニールだけということ??というあたりで頭がパンクしました。
誰か助けてください。
-
ボルコフに攻撃できなかった理由
だとしたらなおさらニールが扉の鍵を閉めた理由が分からない…
-
ニール「タマを蹴り」
もしくは主人公がセイターのクルーズ船から降りてニールと合流した時に話をした?
どちらかというと後者ですかね?
ニールがその話をしたとき主人公は違和感なく聞いていたみたいですし。
-
この映画をややこしくしている要因
①逆行をガチのアナログで撮影してるので、同じ逆行のシーンでも爆発や煙の演出の有無によって「撮ったものを逆再生してるのか」「撮ったものをそのまま再生してるのか」が混在している。
そのせいで、同じ時間軸のはずなのにぎこちない動作になったり自然な動作になったりが入り混じってる。それのせいで余計に「今は順行なのか?逆行なのか?」が分かりにくくなっている。
(兵士たちがヒョコヒョコ逆歩きしてるのは、可愛くて好きなんですけどね笑)
②物語中、ニールだけが主人公がテネットの黒幕であることを知ってて、そのほかのひと(テネットおじさん、プリヤ、アイブス)は主人公のことをただのCIA上がりの新人、としか認識してないという点を意識しないと訳がわからなくなる。
③「14日」でセイターを殺して作戦を完了した「逆行からの順行のキャット」は、そのまま時間を順行で進んで、ラストシーンにつながるわけですが、もともとの時間を歩んでいたキャット(セイター殺害後に船に戻って来たキャット)は、どこへ消えたの??
っていう疑問がわくとどうしようもなくなります。ラストシーンで主人公に携帯電話で伝言を残しているということは、ラストシーンのキャットは、「逆行からの順行のキャット」のはずなので、もともとのキャットは一体どこへ・・・・・。
④噛み合わないまま進む会話のせい。
これは特に主人公とキャットのレストランでの会話なのですが、キャット「その服、時計、あなたには分不相応だわ」
主人公「(顔色一つ変えずに)もう一つの絵はどこだ?(キリッ)」
主人公「アレポは自由の身なのか?」
キャット「あの人に会ったなら分かるでしょ?(字幕にはありませんが、彼はもはや歩けないというようなことを言ってた気がします)」
主人公「いや、彼とは電話で話したんだ」
キャット「それもムリよ…」
みたいな感じで、さすがスパイの主人公、ポーカーフェイスで相手に怪しまれず会話を進めて…る、とは言えない感じで、、「え、これで任務大丈夫なんですか?」と心配になって、話が入ってこなくなります。
僕が心配しすぎなんでしょうか。
最後に一つ、前回の鑑賞で感動したポイント↓
-
セイターを殺して自分もボートから飛び降りる際、もともとの時間を歩んでたキャットが船に戻ってくるのをあえて待ってから飛び込んでいる。
その時のキャットの表情は、自由を得た強いまなざしですよね。
以上、今回の気になったポイントをまとめました!!
『テネット』に関しては、まだ書きたいことがありまして・・・劇中に登場する場所を地図にまとめたり、サントラの曲名について解説したり、ということを(時間があれば)やってみたいと思っています。
本日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました!
↓前記事