【続】TENET テネットの疑問点をもとに再鑑賞した結果をまとめる【ネタバレ】
はい、前回の続きで、疑問点に注目しながら『テネット』の鑑賞をしてきた結果をまとめてみようと思います!!
結論から申し上げますと、
また観に行きたくなってる。
ということですね笑
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回文は他にも存在するのか?
→OPERAとAREPO、SATORとROTAS、TENET、、、しかないですね!ハハ!(結論)
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主人公初登場シーン、あれ何やってる?
→分かりませんでした…銃弾をピシッと…上に飛ばして…何をしていたんでしょう…ただ、あの時の名もなき男がイケメンすぎるということだけははっきりと言えます。それで十分なのかも知れません。
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オペラ襲撃事件時、突撃前に映るドライバーが主人公に拷問する人?
→そうでした。助手席の男は一緒に列車基地にいて、拷問中スマホいじってましたね。
ちなみにこの運転手はセイターと同じロシア訛りの英語でした、のちにテネットおじさん(船の上でテネットのことを話してくれるCIA(TENET)の上官のことをこう呼んでいます)が彼らのことを「ロシア人」と言っていたので、セイター側の人間ということで良さそうです。
あと、運転手は主人公が隠していた自殺ピルを発見した時「CIA製か」と言っていたから、間違いなくCIA側ではないですよね。
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オペラ襲撃事件時、CIA潜入スパイが着替えたシーンが不明瞭
服を別の人と交換してる?だとすると衣装チェンジでCIA潜入スパイの(政府高官的な)衣装を着た人は、身代わりということなんでしょうか…?
→潜入スパイを、テロを仕組んだ組織(現地政府?)から(下水道を使って)逃がす目的で、主人公と身代わりCIA隊員が車に戻った。ただ実は、主人公含む「黄昏」仲間は、偽装突撃隊(セイター)に潜入していた二重スパイだった。
主人公はそれを知って参加していたというよりは、みんなCIAだと思って一緒に作戦を行っていたら突然運転手と助手席の男に裏切られて拷問された、という認識(テネットおじさんに「歯を抜かれたぞ」って怒ってたし)です。
理由は、車に戻って身代わりCIA隊員が運転手に殴られたとき、主人公が「その男じゃない!」と叫んでいたので、彼が身代わりだということを言ってるんですが、運転手が敵だと分かっていたらあえて身代わりのことを伝えないはずですもんね。
ちなみに、このテストのために下水道で逃げる予定だった「黄昏」仲間(政府高官スパイ含む)たちも全員セイター側に殺されたっぽいですね。
それでも、さらに先回りしてプルトニウムを現地政府に奪われたので、セイターはこの作戦には失敗したということだと思います。
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風車での1シーン、なにか伏線はある?
このシーンの解説をあまり見かけないので、なんとなく気になっているんです。
→特に見当たりませんでした…!保存食っぽい箱が何個か積んであった程度ですね。
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博士の研究所、黒電話や紙の資料しか無いらしい
いろいろな解説で拝見したのですが、逆行物質を研究している博士の研究室には、パソコンやスマホといった電子機器がなく、黒電話や紙の資料ばかりらしいです。
→たしかに旧式の電話機と紙の資料、デジカメ程度でした。あとは電子レンジっぽいのもありましたが、目新しい発見はありませんでした。
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ニール初登場シーン、彼の表情どんなだろ
本作最大の胸アツポイントであるニールの存在ですが、ムンバイのヨットハーバーでの初登場シーンは物語のラストを踏まえたうえで改めて観察してみたいですね。
→名乗った直後、初対面らしくない表情で一瞬顔が緩んでたのが確認できました。
再会の喜びを噛み締めていたのだと思います、でも本人にはそのことを言えない。
「無知こそが最高の武器」、と2人で誓ったから…グッとくるシーンですね。
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カーチェイスシーン、主人公がプルトニウムの箱をセイターに投げるとき、箱の中身を抜くところは映ってる?
→投げる直前に、箱の下にプルトニウムを隠してる様子は映っていました!
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順行主人公がプルトニウムを逆行主人公の車に投げ入れるとき、順行主人公は逆行主人公を認識してる?
これ、セイターが車に火をつける前に「挟み撃ち作戦か」って言ってたと思うんですけど、本人(名もなき男)、、、その認識ありました?
→主人公が逆行主人公の乗ってる車を凝視するシーンは映っていたが、逆行主人公自体を目視してた訳ではないと思います。
たまたま現れた謎の車に投げ入れた、という感じですね。
これ、このとき現れた車は逆行してるわけなのでセイター側の車の可能性が大いにあったと思うんですが、、よく決断したな主人公。
そしてセイターが「挟み撃ちか!」って言ったけど…まぐれなんだと思います笑
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プルトニウムが逆行主人公の車の中に投げ入れられたとき、やたらガンガン車内をバウンドしてたけど、あれはどういうこと?
→投げ入れられた衝撃でバウンドしただけと思われます…。でも金属の重たい塊が、あんなに跳ねるかなあ?笑
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キャットが捕まって主人公に尋問をするシーン、あの会話はどうやって成立してる?
→これは自分のリスニング力をもっと高めないと、聞き取ることはできなそうですね。
セイターがブルールーム側で声を発するとその直後にレッドルームにセイターのセリフが聞こえてくる、という感じではありました。
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キャットが捕まってブルールームにいるとき、セイターがキャットに酸素マスクをあててるのはなぜ?
キャットがどこからどこまでマスクを着けていたかを注目して観たらわかるような気がしています。
→確認したところ、ブルールームに入るときにマスクを口に当てられて、部屋に入ってからはずっと着けていました。
ブルールーム自体が逆行空間で、順行の人はそこにある酸素を吸えないのかもしれませんね。
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セイターのクルーズ船内で逆行金塊が運ばれてきたが、あれは金塊で殴られた男が盗んだもの?
→オスロでの飛行機衝突シーンで、マヒアと一緒に飛行機をジャックしためがねのおじさんスパイが、金塊をお一つポッケに入れてくすねていたのを見て、あ!彼なのか?!と思ったのですが、メガネもしてませんでしたしたぶん違いますね。
彼が盗んだっぽい描写ではあったけど、詳細の説明がないのであまり気にしなくて良い要素なのかも。
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セイターから血塗られた金塊を投げ渡されたシーン、主人公が土を採取してたらしい。ほんと?
→金塊が血で濡れた部分を土がこぼれてる床にこすって、血を糊代わりにして土を採取してましたね。
すみません…もしかして、先ほどの殴られ男、この演出の、金塊に血をつけるためだけにセイターに殴られたんでしょうか…?ああ、なんて可哀想な…。
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セイターが未来からの契約書を掘り起こして誰かをスコップで殴り殺すシーン、あれは「生き残った方をアンドレイ・セイターという名の選ばれし者として任命する」と契約書に書かれていて、勝ち残ったセイターが契約書をゲットして今の地位(未来予知と金塊で成り上がる)に就いたということ?
→「生き残ったほうが勝つ」的なことをセイターが言ってたので、そんな気もします。
あと、未来から届いた契約書の箱の中に、金塊も一緒に入ってたのが見えました。
「未来との仲介人になるなら巨万の富を授けよう」的な感じの契約書だったんですかね。
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ベトナムの日まで逆行することになった主人公、ニール、キャット。どの装置で逆行に移動した?
どうやら、大型船のなかに逆行装置があるらしいのですが…劇中、どこかで説明ありましたっけ?
→はっきりと説明はされてないですが、船での移動中に逆行装置で隊員たちが逆行している様子が映っているので、船内に装置があったということですね。
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ベトナムの日まで逆行しているときに乗っている大型船、あれはテネット手配??
ちゃんとエアロック式の部屋があるので、テネット船ってことですよね。ということは、あの船はテネット軍団を乗せてスタルスク12に向かってるということ?ならキャットは途中のベトナムで降りて、セイターのもとに向かったということですね。
→逆行装置もありますしテネット船ですね。
主人公たちは「14日」で船を降りて、キャットだけはさらに一日さかのぼった13日で順行に切り替えた。
そこから1日かけてベトナムに向かったということですね。どっちにしても飛行機使わないと間に合わなかったわけですけど。
ちなみに、テネット船からベトナムまでの移動については、「手配してある」と主人公が言っていましたね。
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主人公が手を後ろで組んで優雅?に歩いてるシーンの意味が分からなかった。
周りにいる人々は、移動中のテネット軍…ですかね?トレーニングでもしてた感じかな?
→そんな感じで合ってると思います。
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船内でのキャットたちの会話が不明瞭
これは僕の読解力が低くてお恥ずかしいのですが、「オペラ襲撃事件」と「ベトナムの船」と「スタルクス12での大爆発」が同日だ!というところから、最終決戦地を割り出す流れが付いていけず…リベンジします。
→どちらかというと主人公が主導で話を進めていた印象ですね。
このシーンの前に、ある程度情報が集まって確たる仮説が出来上がってた感じがします。
映画の時系列的には、テネット船のシーンの前はプリヤと主人公との会話で、ある程度プリヤから情報提供はされていたので、それをもとに推理したんですかね。
すべてを知っているニールは極力何も知らないふりをしてたので、ニールから主人公に最終決戦地のヒントになる情報はあまり与えてなさそう。
ニールがスタルスクの話をした時も、主人公は不審がっていましたし。
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キャットが言う「ベトナムの日以降セイターは姿を現していない」が理解できていない。
その後イタリアのクルーズ船で、セイターと一緒に過ごしてるんじゃ?主人公と会う日までは現れてないということ??…はい、これも僕の読解力の不足ですね笑
→それで合ってると思います…笑
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オペラ襲撃事件はセイターが仕掛けた?現地政府?
オペラ襲撃事件におけるセイター側の関与具合がよくわからず…。セイターは最後のアルゴリズムを追ってたからその日もオペラ会場にあるアルゴリズムを狙うはずですよね?でもテロは仕組まれていたわけで、襲撃犯と地元突撃隊がグルになって証拠隠滅のため客席を爆破しようとしてるということは・・・?その二者にセイターは関与していない?現地政府が取り戻したアルゴリズムを横取りしようとしたが、上手くいかず、セイターにとってオペラ会場での奪還は失敗に終わったということなんでしょうか。
→オペラ襲撃事件自体は別の組織(現地政府?)と考えるのが自然で、セイターはその騒動に乗じてプルトニウムを横取りしようと考えていた。
ただ、先回りしたCIA(テネット)がセイター部隊に潜入していて、プルトニウムをバンに持ち帰らず下水道脱出チームに託した(→結局地元警察に押収されるが)。という理解です。
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スタルクス12戦、「衝撃波が来るぞ」のあとの大爆発時、ニールの車がロープを引っ張ってるのが映っているらしい
→ロープが見えました!!主人公とアイブスは映っていませんでした。
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ベトナムの日、本来の順行のキャットはセイターに怒って船を降りて、そのあと船にまた戻ったの?飛び降りた女性(逆光で戻ってきた第2キャット)を目撃したのは「船を降りたとき」じゃなかっただろうか??
→一度船を離れて呼び戻されたとき、ですね。
実際にセイターが無線で「息子を連れてこい」と仲間に連絡を入れていました。
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そして、ラストシーン。毎回頭の中を整理するのに追われて最後のセリフを咀嚼できておりません…
→結局今回も頭の中で状況整理タイムが始まってしまって、最後のセリフをいまだに飲み込めていません笑笑
とりあえず、「恐ろしい威力の爆弾が起動しそうだったが、それを防いだ」ということを言っていましたよね。複雑な物語のラストにしてはどうもあのセリフがシンプル過ぎてしまって、逆にしっくりこないんです。行間を読めていないだけなんでしょうか…。
以上、おそらく7割くらいは疑問が解決したんじゃないかと思います!
ただし、再鑑賞によってまたしても気になる点が出てきてしまったので、別記事にてまとめてみようと思います。
観れば観るほど謎が解決し、観れば観るほど謎が増える映画、テネット・・・さすがです。
それでは本日はここまでとします。お読みいただきありがとうございました。
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