「10年経っても父の一言が許せません」

美澄さくらです。

何年経っても忘れられない一言。

あなたにはありますか？

今日は

それに長年囚われていたMさんのお話し

「父に話しかけたらうるさい！と言われたことが未だに許せません」

もう10年くらい経っているけれど

Mさんの中では消化出来ていない出来事のようでした。

それまでの明るい声から打って変わって

怒りを含んだ声になったから。

なるほど。

そのやり場のない怒り、愛に昇華させちゃいましょう！

さくら「それはいつの出来事ですか？」

Mさん「中学のときだと思います」

「どんな状況でしたか？」

「わたしが父に話しかけたらうるさい！と言われました。

だから父には愛されてないなって思います」

「そのときお父さんはなにをしていましたか？」

「パソコンの前に……

……

あっ！！！！」

「どっ、どうしました？」

「いや…」

「お父さんはパソコンの前でなにをしてたんでしょう？」

「仕事ですね…」

「仕事をしていたんですね」

「最初に声を掛けたら反応が悪くて何回も話しかけたんです。

そしたらうるさい！って。

でも……

仕事してたのに何回も話しかけたらそりゃーうるさいってなりますよね！」

怒りに満ちていた声が明るくなった♡

最初の被害者意識から

少し引いて全体を見ることが出来た瞬間

Mさんの見える世界が変わりました。

もう少し話は続きます。

「そのあとどうなりましたか？」

「うるさいと言われたことはないし、普通に話を聞いてくれていました。

愛されてないからうるさい！って言われたと思ってたけど

わたしがいろいろ見落としていただけでした」

ひとつずつ順を追ってみていけば

必ず勘違いだと気付ける♡

「うるさい！」

と言われた一部分だけを切り取るのではなく全体を見るのです。

↓一部分だけを切り取るとこうなるかも？な話

『「ママは弟くんだけ可愛い？私は可愛くない？」』

わたしはお父さんから愛されていない。

これを当たり前の前提として見るから

愛されていない証拠を探してしまうんです。

事実をちゃーんと見ていけば

必ず愛されていた証拠がたくさんある♡

だけど被害者意識でいる限り

その愛を見つけることは出来ません。

Mさんの素晴らしいところは

すぐに被害者意識から抜けられたところ。

「最初に話しかけた時にちょっと待ってって言ってくれればよかったのに」

「いきなりうるさい！はないでしょ」

などのようにならず

お父さんを一方的に責めていた自分を客観的に見られていました。

それだけでなく

最後にはたくさん愛されエピソードを思い出しておられましたよ

・前提を疑う

・視点を変える

・第三者から問いかけてもらう

ノートを書いてもいつまでもくすぶっている感情があるなら

この3点を意識してみてください。

多角的に過去を捉えると

違った真実が見えてくるかもしれません

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