禅宗の始祖である達磨大師のお話をお送りします。(これまで何回かアップしてます)
ある日、弟子が『私の心はいつも不安でいっぱいなんです。是非、この不安を取り除いてください』と達磨大師にお願いしたんだって。
対して、達磨大師はこう言った。
『それじゃ、私の目の前にその不安とやらを並べてくれ。そしたら全部、取り払ってやるよ。さぁ、出してくれ』
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そこで弟子は、はっと気付いたんです、心のなかにある不安とは実体のないもの、だと。
起こってないことで悩む必要はない、と。
今、起こっていることだけ、考えればいいのだ、と。
その書では『不安』のほとんどは、あなたの心が勝手につくり出しているもの、と言っている。