とある新聞のコラムで、興味深い話を見つけた。
『三尺箸』
地獄でも極楽でも、たくさんの食べ物がある。
でもね、どちらも、三尺(約九十センチ)の箸を使わなければならないのだ。
地獄の人達は、我先にとその長い箸で食べ物を口に入れようとするが、届くはずもなく飢えていく。
対して、極楽の人達は、長い箸で食べ物をつまみ、対面する人に向けて、“これ、いかがですか?”とお互い、助け合い、食べさせている。
要するに、自分のことばかり考えていて(人の話をはなから聞かない人も)は、結果は誰の目にも明らかだという事。“自分さえ良ければ・・・”ではなく、お互い様の精神で助け合おうとする気持ちがなければいけない、そんな教訓めいた話でした。
あと、冷静さも大事ってことだね。そんな長い箸で自分の口に入れられるわけがない。落ち着いて物事を考えれば、自ずとわかることなんだよね。