『ウナギ相場暴騰・・・』  〜23日の”闇の大潮”前後に注目〜 | 鰻に魅せられて

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「毎週の値上げでほとほと参っています!昨年の値上げ分では当然、吸収出来てません。再度の値上げもせざるを得ない!」と、苦しい胸の内を明かす某老舗鰻屋の若女将ー。


未だ天井の見えぬ、うなぎ相場の暴騰ぶりは、目を覆うばかり。2年連続のシラスウナギ大不漁のまま、”3度目の正直”となるか、今シーズンの漁が昨年12月よりスタートしました。しかし、未だ(1/20時点)状況は芳しくないようです。


シラスウナギが採れるとされるキラキラ”闇の大潮”(1月23日)キラキラが間近で、その前後の漁模様を是が非でも期待したいところですが、仮に空振り(まったく、採れない)となれば、事態はさらに深刻さを増していきます。



なぜならば、夏の土用丑(※今年は7月27日)向けのうなぎ供給が逼迫(頼みの台湾も、中国も少ない!)する見通しが強いからです。ちなみに夏の土用丑までにうなぎの出荷を間に合わせるためには、精一杯頑張っても1月末までにシラスウナギを養殖池に池入れしなければなりません。


それだけに今月末までに出来る限りのシラスウナギを池入れしたいわけですが、一昨年と同様、史上最低水準並の数量しか入っていないようです。ちなみに、その一昨年の不漁年の夏は、台湾、中国活鰻に助けられた経緯がありましたが今年は、期待出来ません


いずれにしても、まずは23日の闇潮の動きがポイントです。


※これまでの相場暴騰で、マーケットは今後も縮小(加工メーカーの動き如何)していく、と仮定すれば(仮定したくありませんが・・・)、”夏までに難局を乗り切った”蒲焼専門店向けの“うなぎ供給”は何とかなる可能性も(※相場、サイズ、保証出来ず)考えられます。