今夏の国産ウナギの手当てが大変!どうする? | 鰻に魅せられて

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夏の土用丑までに、国産ウナギの出荷を間に合わせるためには、シラスうなぎ(稚魚)の池入れを今月半ばまでに完了しなければなりません。


ちなみに昨日まででシラスうなぎの池入れは約2.5トン。



『普通に入ってんじゃないの?』




はい、入っていることは入っていますが、限りなく少ないのです(>_<)



過去、夏場の活鰻流通を混乱させた大不漁年(1998年・寅年)でさえ、同時期に8.5トンを池入れしています。


今年はさらにそれを下回るペースですから、夏場の国産ウナギの流通は大きく逼迫することは容易に想像出来ます。




すでにこの情報をキャッチしている蒲焼店では何らかの対策に動き出しはじめてます(台湾、中国産の手当てなど)。ただ、これらのことを具体的に知っている蒲焼店がどれほどいるか、、、。


未曾有の大不漁の様相を色濃くする今、ただただ、『シラスうなぎよ、採れてくれ』と祈るばかりです。



日本は、シラスうなぎ漁が解禁されている4月末までに最低でも20トンの池入れ量が必要。大不漁年(4ヵ国・地域で30トン)も何とか20トンにこぎつけました。

ちなみに昨年は日本で29トン(4ヵ国・地域で80トン)でした。


※4ヵ国・地域とは日本、台湾、中国、韓国