朝から青空が拡がる素晴らしい天気で、遠目に雪を被った富士山がはっきりと見えます。
本日は、父の四十九日。
菩提寺にて、お経を上げて頂きました。
今回、「夫婦位牌」と「先祖代々の位牌」を新しく作ったため、これまでの御位牌の魂抜きとお焚き上げについても住職に依頼。
そのためだったのか、いつもお聞きするパターンとは異なり
途中から火打石を使ったリズミカルなテンポに転じ、まるでラップのようなお経を展開。
住職の若き跡取り息子さんが叩く木魚とのコラボレーションが実に見事で、ついつい見とれてしまいました。
四十九日の法要が恙無く終わり、納骨のため菩提寺から車で片道1時間半の距離にある父の生まれ故郷の墓地へ住職と一緒に向かいます。
道中で、SLが走っているのを発見
小湊鉄道が2015年から町興しで始めた「房総里山トロッコ列車」なのだそうで、土日は2往復のみ運行。
その貴重な瞬間を、丁度行き帰りの2回に渡って目に収めることができたのは、何だか得した気分
墓所では、石材屋さんが蓋を開けて待機。
再び住職にお経を唱えて頂き、母の骨壷の横にそっと納骨したのでした。
父の故郷は、私が幼い頃に見た原風景のままで、何も変わりありません。
生家の庭には、いつも干し柿にしていた柿が実ってました。
変わったと言えば、故郷の菩提寺に跡取りがいなくなってしまったため、都内の住職が引き継いでくれたこと。
それ以来、盆暮彼岸の年4回に渡って、住職は都内から檀家回りをするために、遠い大多喜の地まで車を走らせていらっしゃるのでした。
法要が重なる週末にも関わらず、四十九日から納骨に至るまで、長い時間お付き合い頂いた住職には感謝感謝です。
父もこれで極楽浄土へのパスポートを、きっと手に入れたことでしょう。
今回、父の墓入れに際して、御近所の皆さんが来て下さっていました。
そして、私の顔を見て口々に父と生き写しになってきたと仰います。
故郷は変わらぬ姿のままですが、私自身は増々父の面影を宿してきているのかもしれません。
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