「競売大好き」です。
以前にもブログで書きましたが、海外移住を大きく意識したのは東日本大震災を経験したことでした。
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もしかしたら放射能汚染が、小さな子供達に影響を与えてしまうかもしれない。
過剰な反応だったとは思いますが、当時は様々な情報が溢れる中で、後々後悔だけはしたくないと真剣に移住を考えたのです。
サラリーマンとしても、当時会社の体制変化で倫理観に欠ける指示が横行しつつあり、中間管理職としての葛藤を抱えていました。
これは子供達に自信持って説明できる仕事なんだろうか。
起業という別の生き方もあるのではないかと。
まあ、会社から逃避したいという単なる言い訳に過ぎなかったかもしれませんが^^;
そのため震災直後に上司へ辞職の意志を伝えたのです。
回答は辞めるのを1年待ってほしいというものでした。
当時私が起業案として考えていたのは、不動産賃貸業の延長で障碍者様向けのグループホームを運営するというものです。
福祉保健局が主催するセミナーに参加した際、グループホームの需要に対して供給数が圧倒的に足りないという内容でした。
大学のゼミでグループワークした事が活かせるかもしれませんし、社会貢献もできるのではないかと。
結局国内移住では無く、海外移住を選択しましたので、こちらは今後の目標として胸に秘めています。
サラリーマンを辞めるセミリタイアの指標として、私が参考にしていたのは山田里志さんが提唱していた『成功大家の定義』でした。
それは
①純家賃収入>>>生活費
②無借金かローン残高を金融資産が上回る状態
上記①、②を達成し、かつ家賃収入によるキャッシュフローがサラリーマン収入を超えた時がセミリタイア可能ラインになるというものです。
当時のサラリーマン収入は年間約1,000万円でした。
岡山競売物件を購入したことで、不動産収入から得られる税引き前キャッシュフローは何とかサラリーマン収入を超えることが出来ました。
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①については、もともと倹約家族のため、4人の生活費は200〜300万円程で、マレーシアに移住した後も殆ど変わりないです。
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②は無借金という訳にはいきませんでしたが、退職金を含めることで、金融資産がローン残高を超えることとなりました。
この定義を達成できたことが、セミリタイアに踏み切ることに至った要因の1つです。
本来であれば、不動産収入のキャッシュフローも税引き後を指標とするのが望ましいと思ってます。
ただ私の場合、個人で不動産取得を進めてきてしまったため、課税対象はサラリーマン収入と不動産収入の合算となってしまいます。
日本は累進課税ですから、収入が増えれば増える程、所得税率が上がる仕組みです。
そのため、今後競売で不動産を買い増しても、税金負担から収益が伸びるとも限りません。
そのことも、サラリーマンを卒業する理由の1つにあったのでした。
こうして2012年、不動産投資を開始してから3年、2棟20戸という小規模でありながらセミリタイアの道に進むことになったのです。
今思えば、サラリーマンである内にもっと融資を活用して不動産を増やしていれば、不動産高騰期の恩恵を受けられたかなあと考える時もあります。
ですが、まさか収益不動産がこんなに値上がるとは当時思いも依りませんでしたし
借入が増える事は、臆病者故に精神的に落ち着かなかったことと思います。
小規模だからこそ、家族と過ごす時間も沢山あった訳ですので、後悔はありません
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