5月に入って2名の在職中の方々から転職相談がありました。先に結論から言うと、お二人とも転職活動は一旦保留にして現在の勤務先でのお仕事を続けることになりました。お二人ともそれぞれの状況や、転職を考える理由・きっかけは全く異なるのですが、お二人とも同じ結論に至る途中でアンプティパ・大畑の他に、知人やエージェントに相談をされていました。

 

私の場合、在職中の方には、まず第一に「なぜ今の会社・仕事を辞めたいのか?」を確認します。今の仕事を続けると心身ともに壊れてしまうことが明確で既にギリギリの状態であるならば、ご自身の心身を守るために休職か退職を選択することが良いと思います。この場合は、現時点で心身へのダメージが大きいので転職活動のパフォーマンスが悪い=やる気・意欲が上手くPRできず面接の評価が通常時よりも低くなる可能性があるので、すぐに転職活動をして良いのか?暫く休んで体調を整えて転職活動を行うのか?別途確認が必要ですが、いずれにせよ今の仕事は休職もしくは退職することが良いケースとなります。

 

一方、嫌な事や辛いことはあるけれど、心身が壊れるほど追い込まれて無い場合は、その状況を回避する方法を全て試してみたか?一緒に回避方法を考えます。そして、嫌な事や辛いことが回避できない可能性が高いという結論に達したら、現在の環境や待遇よりも良い条件の転職先を探すことが良くなる訳ですが、ここで最も大事なことは「自分がやりたいことが明確である」ことです。

 

嫌な事や辛いことから、ただ単に逃げるためだけに退職を選択し、次にやること・やりやいことが不明瞭なまま転職活動を行うと、「人間関係が良い職場」とか「年収400万円以上」など、条件で仕事・会社を探すことが多くなります。それが悪いとは言いませんが、自分がやりたいことを突き詰めずに他人や外部要因で変化する可能性が高いポイントを重視して転職先を決めてしまうと、入社時の配属先は良い人間関係でも後の事異動で酷い上司がやってきたとか、1年目は年収400万円だったけれどハードな仕事で勤怠が悪くなり評価も下がって2年目は350万円に年収が下がる…等ということになりかねません。嫌な事や辛いことから再び逃げることを繰り返し易くなります。

 

自分がやりたいことが明確になっていれば、少々人間関係が悪くなっても「やりたいこと」が出来る喜び・やりがいが人間関係などのストレスに耐えるパワーを与えてくれます。また、少々仕事がハードでも仕事そのものが「やりたいこと」であれば、朝起きることが辛くても会社に行って仕事をする元気が自然に出てくるハズだと自分を信じることができます。

 

自分がやりたいことを今の会社で出来る可能性が有るならば、文字通り辞める覚悟で上司・会社へ交渉し、それがダメであれば辞める選択で良いし、やりたいことが出来ない会社であればやりたいことが出来る会社を探すことは当然です。実際には「自分がやりたいこと」が明確になっている人は少数派で、やりたいことは幾つか絞り込むことができる人は割と多く、何がやりたいのか分からない(分からなくなった)という人も結構多いです。

 

「やりたいこと」を中心に軸がブレずに転職活動できる人は他人に相談する必要も少ないと思いますが、そうでは無い多くの方々には、今の自分の状況と将来の自分がどうありたいのかについて冷静な第三者から客観的で率直な意見をもらうことが大事だと思います。もし「在職中の貴方であれば、年収350万円以上の求人は幾つも紹介できるし、内定も複数取れると思います」などという紹介エージェントがいたら、紹介手数料を稼ぎたいだけなのか?真剣に私の退職&転職を考えているのか?しっかり見極めて下さい。

 

 

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